8th UNISEC Space Takumi Conference

2018-03-150
for Practical Study of Problem Finding and Solving in Space Systems

参加希望者は、氏名、所属、連絡先、懇親会参加可否をUNISEC事務局(連絡先は下記参照)に3月13日(火)までに連絡してください。

開催日 平成30年3月15日(木)
時間 10:05~19:00(予定)
開催場所 東京科学大学・大岡山キャンパス・石川台3号館3階304会議室
(地図は下に掲載しております)
主催 NPO法人 大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)
後援 JAXA
(社)日本機械学会 宇宙工学部門
(社)日本航空宇宙学会
参加費用 正会員 3,000円
非会員 5,000円
学生員 1,000円
非学生会員 2,000円
65歳以上 1,000円
論文集費用 2,000円(会議中)、5,000円(会議後)
正会員、非会員参加者には参加費に含む。
懇親会 時間 会議終了後2時間程度、軽食
会場 石川台3号館3階305会議室
費用 1,000円
講演プログラム 下記参照

講演趣旨

Space Takumi Conferenceとは、宇宙システムやコンポーネントなどの研究・開発・利用を通じて得られた知見や経験を発表し、新たなミッションやプロジェクトの立案、解析・設計方法、教育方法などを創造・発展するための議論の場です。

1)プロジェクト計画、2)研究・開発の途中経過、3)地上実験・軌道上実証などによる成果、などの発表について、幅広く受け付けます。

今回も特別講演・招待講演として、衛星、ロケット、利用などに関する宇宙工学・技術の先端を担っている講師に話をしていただく予定です。
また、当該分野に関連する意見交換会等も、時間内で開催する予定です。

講演発表概要

発表形式は口頭発表で、また、使用言語は日本語または英語。
原稿は下記フォーマットに従い作成ください。頁数に制限はありませんが、原則10MB未満とします。
講演発表時間は、質疑応答を含めて、30分~90分を予定(採択講演数と発表内容に依存)。
UNISEC会員に限定していませんので、会員外の方の講演発表を歓迎します。

講演発表の申し込み方法

アブストラクト(講演題目、著者名、日本語200字(英語であれば、70words)程度の要旨、登壇者名、所属、連絡先)を作成してUNISEC事務局にe-mailで送付してください。
採択後、締切日までに講演論文を下記の指定フォーマットにしたがって作成して、その電子ファイルを事務局まで送付ください。
頁数には特に制限はありませんが、容量は原則10MB未満とします。
特別な理由がある場合は、発表用に使用するppt等の提出とします。
講演論文pdfは論文集として発行します。さらに、後日、web上にてアーカイブとして順次公開を予定しています。

(指定フォーマット)
日本語:ワードファイル論文テンプレート(Word 97-2003) [194KB]
英語:ワードファイル論文テンプレート(Word 97-2003) [185KB]

参加希望者は、氏名、所属、連絡先、懇親会参加可否をUNISEC事務局(連絡先は下記参照)に3月13日(火)までに連絡してください。

スケジュール

発表申込み締切日(アブストラクト締切日) 2月5日(月)(延長)
採択結果の通知日 2月9日(金)
講演論文締切日 3月2日(金)
講演発表日 3月15日(木)

Program of 8th Space Takumi Conference

講演時間:
30分間(発表20分程度、質疑応答10分程度)
60分間(発表40分程度、質疑応答20分程度)

10:05-10:10 開催挨拶:松永三郎(東京科学大学)
Session 1 司会:宮崎康行(日本大学)
10:10-10:40 UNISEC 2018-001
形状可変機構とリアクションホイールとを用いた3軸姿勢制御について
俵 京佑(東京科学大学), 松永 三郎(東京科学大学)

概要:形状可変機構と従来から用いられてきたリアクションホイール(RW)とを併用して,超小型衛星の姿勢制御を行う方法について論じる.
著者らの研究で,形状可変機構を用いた形状可変姿勢制御はエネルギー効率に優れることを明らかにしたが,3軸姿勢制御を実現するための容易に生成できる制御則はまだ確立されていない.
そこで本稿では,冗長マニピュレータアームに適用されてきた分解加速度制御則にスケールパラメータを導入することで,形状可変機構とRWを用いた制御則を考案したので,その定式化と数値計算結果を示す.

10:40-11:10 UNISEC 2018-002
展開構造/高速ダウンリンク技術実証機 OrigamiSat-1の開発
中西洋喜,坂本啓,OrigamiSat-1開発チーム(東京科学大学,日本大学,ウェルリサーチ,サカセアドテック,首都大学東京)

概要:OrigamiSat-1は,展開構造技術実証およびアマチュア無線技術実証を主たる目的とした3U-CubeSatであり,JAXA革新的衛星技術実証機の一つとして平成30年度中の打上を予定している.
本ミッションでは,太陽電池やアンテナ等の様々な薄膜デバイスを張り付け可能な多機能展開膜を弾性ブームにより軌道上で展開する.
また,アマチュア5.8GHz帯での高速データダウンリンクを実施する.本発表では,衛星の概要および開発状況について報告する.

11:10-11:40 UNISEC 2018-003
テレメトリ装置の開発と伊豆大島打ち上げ結果
島崎拓己、石津陽基、武田直毅、武井知葉、高野敦 (神奈川大学)

概要:神奈川大学では高度100kmに到達するためのハイブリットロケットの開発と打ち上げ実験を行っている。
この開発の一環として、万一機体が回収できなくてもデータが回収できるようにテレメトリ装置の開発を行い、昨年9月に伊豆大島にて打ち上げた到達高度約4800mの機体のフライトデータをリアルタイムで回収することに成功した。
本講演ではテレメトリ装置の開発と昨年の伊豆大島での打ち上げで得た知見について紹介する。

11:40-13:00 昼食
Session 2 司会:永田 晴紀(北海道大学)
13:00-14:00 特別講演1
UNISEC 2018-004
観測ロケット「MOMO」初号機打上げ運用をPM的視点から顧みる
金井竜一朗(インターステラテクノロジズ株式会社)

概要:インターステラテクノロジズ社(IST)は、軌道投入ロケットを見据えた技術実証および微小重力実験などの市場開拓を目指し、高度100 km に到達する観測ロケット「MOMO」の開発および打上げ実験を行っている。
2017年7月30日に、国内の民間事業者単独としては初めてとなる、宇宙空間到達を目標としたMOMO初号機が打ち上げられた。
要素技術の実験項目も多数あったが、1社単独で開発から要素試験、統合試験から打上げ運用までを行うということ自体が多分にPM的観点での実験要素を含んだものであった。
本講演では初号機を顧みたPM的観点の実験結果と、2018年春頃を予定している2号機以降での改良点について述べる。

14:00-14:10 休憩
Session 3 司会:松永 三郎(東京科学大学)
14:10-15:10 特別講演2
UNISEC 2018-005
「つばめ」(SLATS)の概念検討 ~アイデアから立ち上げ~
野田 篤司 (JAXA 研究開発部門 システム技術ユニット)

概要:超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS:Super Low Altitude Test Satellite)は、約10年前にユーザーが要求する更なる高分解能を実現するために、ふとしたことから思いついたアイデアを発端に生まれた。
それまで、誰も実現させていない超低高度での軌道を実現するために、各種の専門家が集まり、知恵を出し合って、技術的な実現性や使用用途、創出される価値の検討を行った。
本講演では、アイデアが浮かんだ時点からプロジェクトを立ち上げる直前までの超低高度衛星の検討・設計についてを報告する。

15:10-16:10 特別講演3
UNISEC 2018-006
「つばめ」(SLATS)のシステム開発・初期運用と今後の展望
佐々木 雅範(JAXA 第一宇宙技術部門 SLATSプロジェクトチーム)

概要:「超低高度」と呼ばれる300km以下の軌道を自在に利用できれば,大幅な分解能の向上やセンサの小型化・低電力化が可能となり, 災害監視,地球環境観測,サイエンスなど様々な分野への応用が期待される.
JAXAでは超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の開発を行い、初期運用を実施中である.
イオンエンジンを用いた軌道保持,大気密度や原子状酸素の観測,並びに光学センサによる地球観測を通じて,実用の超低高度衛星の実現に向けて、技術データ取得と反映を行う計画である.
本講演ではSLATSのシステム開発結果と初期運用状況,並びに今後の展望について報告を行う.

16:10-16:20 休憩
Session 4 司会:桒原聡文(東北大学)
16:20-17:20 意見交換会
宇宙システムのソフトウェアのオープンソース化とコンポーネントの標準化
桒原聡文(東北大)、船瀬龍(東大)、五十里哲(東大)、坂本祐二(東北大)、木村真一(東京理科大)

概要:近年、超小型の人工衛星や深宇宙探査機の研究開発が世界中で盛んに行われており、実利用可が始まっています。
国外では特にCubeSat規格においてコンポーネントの標準化が進み、ソフトウェアのオープンソース化の兆しが見られます。
本パネルディスカッションでは、「宇宙システムのソフトウェアのオープンソース化とコンポーネントの標準化」に関し、日本国内の技術開発の動向と今後の展望について議論したい。

17:20-17:30 休憩、会場片付けなど
17:30-19:00(予定) 懇親会
会場:石川台3号館305会議室

開催場所

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大岡山キャンパス

発表申込み先(アブストラクト提出先)

UNISEC事務局
TEL:03-5800-6645 FAX:03-3868-2208
E-mail:info(at)unisec.jp
※(at)の部分を@に変換してお送りください。

参加希望者は、氏名、所属、連絡先、懇親会参加可否をUNISEC事務局に3月13日(火)までに連絡してください。

本講演会の内容に関する連絡先

松永三郎(東京科学大学):Matunaga.Saburo(at)mes.titech.ac.jp
永田晴紀(北大) :nagata(at)eng.hokudai.ac.jp
中西洋喜(東京科学大学):nakanishi.hiroki(at)mes.titech.ac.jp
※(at)の部分を@に変換してお送りください。

過去の実績

7th UNISEC Space Takumi Conference
6th UNISEC Space Takumi Conference
5th UNISEC Space Takumi Conference
4th UNISEC Space Takumi Conference [写真レポート]
3rd UNISEC Space Takumi Conference [写真レポート]
2nd UNISEC Space Takumi Conference [写真レポート]

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