開催日時: | 平成28年3月1日(火) 9:00~18:30 (時間帯は予定) |
---|---|
開催場所: | 東京科学大学・大岡山キャンパス・石川台3号館3階304会議室 (地図は下に掲載しております) |
参加費: | 無料 |
主催: | NPO法人 大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC) |
後援: | ISAS/JAXA (社)日本機械学会 宇宙工学部門 |
プログラム: | 下のプログラム欄をご覧ください |
Space Takumi Conferenceとは、宇宙システムやコンポーネントなどの研究・開発・利用のための実践的工学プロジェクトを通じて得られる知見や経験を学術的価値として評価し、新しいシステムズ・エンジニアリング、設計論、方法論、信頼性工学、教育方法などを形成することで、汎用的かつ普遍的な学術的成果に高めることを目的とした講演会です。 宇宙システムの本質とは何か、解析設計試験など統合技術を援用した迅速かつ効果的な開発方法とは何か、それらを実践するためにはどうすればよいのか、どう検証評価するのか、どう人材を育成するのか、など様々な課題を取り扱い、工学の創造的方法を普遍化するための挑戦的な発表を広く募集します。
本カンファレンスでは、上記の趣旨に合致した挑戦的課題を取り扱った講演発表を広く募集しています。 なお、講演会での議論を経た後、論文にしていただくことで、UNISEC Space Takumi Journalへの投稿を推薦します。
さて、今回は特別講演として、次の2件を予定しています。 衛星、ロケットに関する宇宙工学の先端を担っている講師に話をしていただきます。
「はやぶさ2における宇宙工学の役割」
津田雄一(JAXA宇宙研・准教授、はや2プロマネ)
小惑星探査機はやぶさ2は,工学,理学,探査を柱として掲げた,日本(および世界)で2番目の小惑星サンプルリターンミッションである.本講演では,主として工学的側面に光を当て,はやぶさ2のプロジェクト構築や開発経緯,運用の状況と将来計画を紹介する.
「基幹ロケット高度化開発と飛行実証結果」
川上道生(JAXA第一宇宙技術部門、基幹ロケット高度化プロマネ)
秋山勝彦(MHI宇宙事業部 主席プロジェクト統括(H-IIA/H-IIBロケット・プロジェクト))
基幹ロケット高度開発はH-IIAロケットを改良することによって、ロケットの機能・性能を向上させるとともに、ロケットを打ち上げるための運用基盤を強化し、我が国の自立的な宇宙空間への物資輸送能力を更に向上させることを目的としたプロジェクトである.本講演では,基幹ロケット高度化開発の目的、開発内容、飛行実証結果などを紹介する.
また、ロケットや衛星に関する意見交換会等も、時間内で開催する予定です。
講演発表募集概要:
- 上記の趣旨、すなわち、UNISEC Space Takumi Journal の募集対象に合致した宇宙システムに関わる挑戦的課題を取り扱った講演発表を広く募集。
- UNISEC会員以外の方の講演発表も歓迎。
- 発表形式は口頭発表で、また、使用言語は日本語または英語。
- 原稿は下記フォーマットに従い、頁数は拘りません。
- 講演発表時間は、質疑応答を含めて、30分~90分を予定(採択講演数と発表内容に依存)。
講演発表の申し込み方法:
- アブストラクト(要約)を作成してUNISEC事務局に送付してください。
- アブストラクトは、日本語300-500字、英語100-200Words程度の内容が必要になります。
- 下記のUNISEC Space Takumi Journalの指定フォーマットの1ページ目の日本語概要(または英語概要)を作成し、その電子ファイルを下記のUNISEC事務局にお送りください。
- 採択後、締切日までに講演論文を指定フォーマットにしたがって作成して、その電子ファイルを事務局まで送付ください。頁数には特に制限はありません。
- 講演論文pdfはConference参加者の希望者に配布するとともに、web上にてアーカイブとして順次公開を予定しています。
(指定フォーマット)
日本語: 論文テンプレート(Word 97-2003) [194KB]
英語: 論文テンプレート(Word 97-2003) [185KB]
スケジュール:
- 発表申込み締切日(アブストラクト締切日):2月8日(月)
- 採択結果の通知日:2月12日(金)
- 講演論文締切日:2月24日(水)
- 講演発表日:3月1日(火)
UNISEC事務局
TEL:03-5800-6645 FAX:03-3868-2208
E-mail:office(at)unisec.jp
※(at)の部分を@に変換してお送りください。
本講演会の内容に関する連絡先:
松永三郎(東京科学大学):Matunaga.Saburo(at)mes.titech.ac.jp
永田晴紀(北大) :nagata(at)eng.hokudai.ac.jp
中西洋喜(東京科学大学):nakanishi.hiroki(at)mes.titech.ac.jp
※(at)の部分を@に変換してお送りください。
Program of Space Takumi Conference
講演時間:30分(発表15分間、質疑応答15分間)、40分(発表20分間、質疑応答20分間)、60分(発表40分、質疑応答20分)
9:15-9:20 | 開催挨拶:松永三郎(東京科学大学) |
Session 1: 9:20 – 11:20 Chairperson:松永 三郎(東京科学大学) |
|
---|---|
9:20-10:00 | UNISEC 2016-001 東京科学大学における2015年度CanSat活動 – 月惑星表面描画ミッションと収納展開式固定翼機ミッション 仁尾航、多賀啓介、中西洋喜(東京科学大学) |
10:00-10:40 | UNISEC 2016-002 X-ray Sky Monitor Aboard a Micro Satellite for Soft X-ray Transients Including Gravitational Wave Sources Sawano TATSUYA(Kanazawa Univ.), Daisuke YONETOKU, 他12名 |
10:40-11:20 | UNISEC 2016-003 ハイブリッドロケットにおけるノズルスロート浸食履歴取得方法の確立 Landon KAMPS(北海道大学)、川端良輔、齋藤勇士、永田晴紀 |
11:20-11:30 休憩 | |
Session 2: 11:30 – 13:00 Chairperson:永田 晴紀(北海道大学) |
|
11:30-12:30 | 特別講演1 UNISEC 2016-004 基幹ロケット高度化開発と飛行実証結果 川上道生(JAXA第一宇宙技術部門、基幹ロケット高度化プロマネ) 基幹ロケット高度開発はH-IIAロケットを改良することによって、ロケットの機能・性能を向上させるとともに、ロケットを打ち上げるための運用基盤を強化し、我が国の自立的な宇宙空間への物資輸送能力を更に向上させることを目的としたプロジェクトである。 本講演では、基幹ロケット高度化開発の目的、開発内容、飛行実証結果などを紹介する。 |
12:30-13:00 | 意見交換会:基幹ロケットの今後の利用と展開について
|
13:00 – 14:10 昼食 | |
Session 3: 14:10 – 16:30 Chairperson:中西 洋喜(東京科学大学) |
|
14:10-14:40 | UNISEC 2016-005 Simple Orbit Prediction Method and its Validation for Deep Space Missions Bianca SZASZ(Kyushu Inst. Tech.), Kei-ichi OKUYAMA, Yoshiharu MATSUMOTO and Sidi Ahmed BENDOUKHA |
14:40-15:10 | UNISEC 2016-006 Communication Link Budget of Small Deep Space Probe SHINEN-2 Sidi Ahmed BENDOUKHA(Kyushu Inst. Tech.), Kei-ichi OKUYAMA, Masanori Nishio(Aichi Univ. Tech.), Bianca A. SZASZ(Kyushu Inst. Tech.) |
15:10-15:50 | UNISEC 2016-007 深宇宙彫刻「ARTSAT2:DESPATCH」の開発と運用 宇佐美尚人(東京大学)沢田恭兵、木村元紀、久保田晃弘(多摩美術大学) |
15:50-16:30 | UNISEC 2016-008 超小型深宇宙探査機PROCYONの成果とLessons Learned 船瀬 龍(東京大学) |
16:30-16:40 休憩 | |
Session 4: 16:40 – 17:40 Chairperson:船瀬 龍(東京大学) |
|
16:40-17:40 | 特別講演2 UNISEC 2016-009 はやぶさ2における宇宙工学の役割 津田雄一(JAXA宇宙研・准教授、はやぶさ2プロマネ) 小惑星探査機はやぶさ2は、工学、理学、探査を柱として掲げた、日本(および世界)で2番目の小惑星サンプルリターンミッションである。 本講演では、主として工学的側面に光を当て、はやぶさ2のプロジェクト構築や開発経緯、運用の状況と将来計画を紹介する。 |
17:40-17:45 | 閉会挨拶:永田晴紀(北海道大学) |