所信表明は2018年度UNISON代表を参照
私が学生代表を希望する理由は,学生の勢いをもっと促進することが目的である.
現在,団体ごとにロケットの高性能化,高高度化や自作エンジン開発を行っているが,射場の少なさ,高度制限技術不足などの要因から,打ち上げができない団体が多い印象を受けた.
そこで標準ロケットの開発を行い,打ち上げをさらに容易にし新しい射場を確保することで打ち上げ機会を増やし,技術不足の解消,打ち上げ機会の増加やノウハウの獲得を狙うことが可能になると考えている.
昨年UNISECに加入してから,共同実験や技術課題の解決などの面で,学生に大きく貢献しているのであると実感した.
今後の技術交流や安全対策の共有を行う場として,大きく貢献していると考えている.
今後も学生の交流の場になる一つのコンテンツとして,規模を大きくしていくことが必要であると考えている.
勢いをつけることも必要ではあるが,同時に安全面にも力を注ぐことも重要であると考えている.
自分たちが触れているものは,危険であるとの認識を一層高めるために,現在の実験前の,安全講習に加えて,定期的な安全対策期間を設けることで,より安全により確実な打ち上げを行えるように実施していくことを考えている.
具体的には,団体が行っている安全対策の具体例の提出,燃焼実験後,すぐに,ヒヤリハットの提出を行うなどを考えている.
以上の理由が,学生代表を希望する理由である.
小学生のときに見た,はやぶさ帰還のニュースが,私が宇宙に興味を持ったきっかけである.
中学では宇宙関係の映画をみて,宇宙に対する興味や関心をますます高め,高校生のとき缶サット甲子園に出会い ,初年度は電装,機体製作を担当し,チームリーダーとして,同級生をまとめあげ出場することができ,また,2年目からは,後輩とともに大会に挑戦した.
缶サット甲子園で学んだことは,忍耐強く開発を続けることに加えて,チームを率いる難しさの二つである.
また,ミッションを組み立てるには,どのように調査するのか,ミッションを達成するプロセスはなにか,取得データは何が重要かなどの宇宙開発の一端に触れることができたと考えている.
現在,団体内では電装関係を担当しており,無線に対する技術と知識の習得を中心に活動を行っている.
私が学生代表を希望する理由は、大学生による衛星開発の促進を行いたいからです。
年々、衛星開発を行っている大学は増加していますが、その規模はまだまだ小さいように感じます。
また、衛星を開発するためには知識や技術の共有が必要ですが、設備や共有を行う機会が年々減少しているように感じます。
そこで衛星WGにて知識や技術の共有、そして学生による衛星開発の規模を大きくしていきたいと考えています。
私が人工衛星に興味を持ったのは中学生の頃でした。
地域のロボットの展示会にて鳳龍弐号の展示を見て、興味が沸きました。
その時は漠然と「すごいな。こんな衛星を僕も作りたいな。」という思いでした。
高校生になりCanSat甲子園に出場した際に審査員だった趙先生から「衛星は地球には戻ってこないので、少しでも故障してしまうリスクがあってはいけない。ミスがあってはならない。」というお話がありました。
私は、どんなに努力してもミスがあれば完璧ではなく、常に100点満点を目指したいと思うようになりました。
そして現在は九工大にて人工衛星の開発を行っています。
日本中に、人工衛星を開発したいと思っている学生は多いと思います。
まだまだひよっこですが、UNISECを通じて大学生による人工衛星の開発のサポートができたらと思います。