2019年度 学生代表

大関 幸也 さん

大関 幸也

所属:静岡大学

所信表明は2018年度UNISON代表を参照


山本 耕大 さん

山本 耕大

所属:高知工科大学

1:学生代表を希望する理由

私が学生代表を希望する理由は,学生の勢いをもっと促進することが目的である.
現在,団体ごとにロケットの高性能化,高高度化や自作エンジン開発を行っているが,射場の少なさ,高度制限技術不足などの要因から,打ち上げができない団体が多い印象を受けた.
そこで標準ロケットの開発を行い,打ち上げをさらに容易にし新しい射場を確保することで打ち上げ機会を増やし,技術不足の解消,打ち上げ機会の増加やノウハウの獲得を狙うことが可能になると考えている.
昨年UNISECに加入してから,共同実験や技術課題の解決などの面で,学生に大きく貢献しているのであると実感した.
今後の技術交流や安全対策の共有を行う場として,大きく貢献していると考えている.
今後も学生の交流の場になる一つのコンテンツとして,規模を大きくしていくことが必要であると考えている.
勢いをつけることも必要ではあるが,同時に安全面にも力を注ぐことも重要であると考えている.
自分たちが触れているものは,危険であるとの認識を一層高めるために,現在の実験前の,安全講習に加えて,定期的な安全対策期間を設けることで,より安全により確実な打ち上げを行えるように実施していくことを考えている.
具体的には,団体が行っている安全対策の具体例の提出,燃焼実験後,すぐに,ヒヤリハットの提出を行うなどを考えている.
以上の理由が,学生代表を希望する理由である.

2:学生理事になって実現したいこと

〇標準ロケットの開発
新規参入団体,新入生教育のための安全に打ち上げることの可能なロケット開発を行うことで,打ち上げ機会を向上 ,及び,技術不足の解消を狙ったロケットの開発を目的とする.
高高度ロケットの打ち上げに向けた技術習得を容易にすること.
機体開発をスムーズにすることにより,電装部の開発に注力し,パラシュート開傘率を向上させること.
また,物理的開放についても検討する.
ロケットガール,ボーイなどの高校生のハイブリットロケット打ち上げを可能にし,宇宙開発に携われるきっかけを増やすこと.
〇マネジメントWGの設立
マネジメント分野において学生団体は常に危険な状態にあり,今後の宇宙開発,学生団体を支えていく部分でも,マネジメント分野に力をいれ,工夫していくことが課題であると考えた.
そこで,マネジメントWGを設立し,各学生団体との連絡体制を密にすることや,射場間のコミュニティの場とすることや,スケジュール管理,交渉のとりまとめなどの,対外的な部分を管理していくことが必要であると考えたことから,マネジメントWGの設立を目指す.
〇新規射場の確保
現在の打ち上げ射場だけでは,実験期間の短さや,参加団体の多さなどから,安全で,十分な打ち上げを行うことはできない.
そこで,新規に射場を確保し,打ち上げ機会を増やすことを目的とし,新規射場の確保を目指す.しかし新規射場の確保には,地域住民の理解を得ることや,学生運営の協力が必要であるため,十分に検討していく.

3:自己アピール

小学生のときに見た,はやぶさ帰還のニュースが,私が宇宙に興味を持ったきっかけである.
中学では宇宙関係の映画をみて,宇宙に対する興味や関心をますます高め,高校生のとき缶サット甲子園に出会い ,初年度は電装,機体製作を担当し,チームリーダーとして,同級生をまとめあげ出場することができ,また,2年目からは,後輩とともに大会に挑戦した.
缶サット甲子園で学んだことは,忍耐強く開発を続けることに加えて,チームを率いる難しさの二つである.
また,ミッションを組み立てるには,どのように調査するのか,ミッションを達成するプロセスはなにか,取得データは何が重要かなどの宇宙開発の一端に触れることができたと考えている.
現在,団体内では電装関係を担当しており,無線に対する技術と知識の習得を中心に活動を行っている.


大谷 將壽 さん

所属:九州工業大学 工学部 総合システム工学科 3年

1:学生代表を希望する理由

私が学生代表を希望する理由は、大学生による衛星開発の促進を行いたいからです。
年々、衛星開発を行っている大学は増加していますが、その規模はまだまだ小さいように感じます。
また、衛星を開発するためには知識や技術の共有が必要ですが、設備や共有を行う機会が年々減少しているように感じます。
そこで衛星WGにて知識や技術の共有、そして学生による衛星開発の規模を大きくしていきたいと考えています。

2:学生理事になって実現したいこと

(1)衛星開発に関する知識や技術の共有機会
UNISON大会やUNISEC総会での衛星WGの活動が年々減少し、現在はほぼ休止状態になっています。
書籍やインターネットから学ぶことができる内容もありますが、実際に開発に携わっている学生と知識や技術を共有し互いに刺激し合うことで、よりスムーズな開発やさらにレベルの高い人工衛星の開発を行うことができるようになると考えています。
また、衛星開発に新規参入を考えている団体へのサポートも行うことができると考えています。
そのためにも、CanSat開発から衛星開発への道筋を示し、知識や技術、開発環境などをUNISEC内で共有することが大切であると考えています。
(2)UNISEC内における衛星のバス部の共有化
限られた大学生活の中でミッション決め~運用までを行うことは困難です。
そこで、UNISEC内で衛星のバス部(1U)の共有化を行ってみては良いのではないかと考えました。
構体、外面パネル(太陽光パネル)、通信機を一つのセットとし共有を行います。
そして、共有されたバス部を使用し、各チームオリジナルの内部基板をカスタマイズすることで開発のスピードアップを図ります。
また、共有されたバス部を用いることで周波数申請や振動試験等で必要になる資料も共有することができます。
新しく衛星開発を行う団体は共有バスを基に衛星の開発・打ち上げを行い、チームとしての経験を積み上げます。
その後、新たな構体の設計などにチャレンジしていくことで、ミッション決め~運用までを各チームで行うことができるようにすることが最終的な目標です。
この流れを生み出すためにもUNISEC内で共有できるバス部を開発し共有していくことが必要だと考えます。

3:自己アピール

私が人工衛星に興味を持ったのは中学生の頃でした。
地域のロボットの展示会にて鳳龍弐号の展示を見て、興味が沸きました。
その時は漠然と「すごいな。こんな衛星を僕も作りたいな。」という思いでした。
高校生になりCanSat甲子園に出場した際に審査員だった趙先生から「衛星は地球には戻ってこないので、少しでも故障してしまうリスクがあってはいけない。ミスがあってはならない。」というお話がありました。
私は、どんなに努力してもミスがあれば完璧ではなく、常に100点満点を目指したいと思うようになりました。
そして現在は九工大にて人工衛星の開発を行っています。
日本中に、人工衛星を開発したいと思っている学生は多いと思います。
まだまだひよっこですが、UNISECを通じて大学生による人工衛星の開発のサポートができたらと思います。