ARLISS 2013

2014-01-220

概要

今年度で15回目のARLISSは、Aeropacの協力のもと米国ネバダ州ブラックロック砂漠にて、以下のスケジュールで開催した。

日程 内容
9/8(日) 前日準備
9/9(月)~12(木) 開会式の後、打ち上げ期間
9/13(金) 朝食ミーティング、結果発表会・閉会式

今年度のARLISSでは、(1)カムバックコンペティション、(2)ミッションコンペティション、(3) AXELSPACE CUP -CanSat Challenge-の3つのコンペティションが開催され、今年度は日本から17チーム、アメリカから4チーム、コスタリカから1チームの合計22チームが参加した。

大会詳細

9/8(日)

【事前打ち合わせ・技術交流会】

ARLISS参加チームが正午にBruno’s Coutry Clubという射場の最寄りのホテルに集合し、安全管理に関する事前打ち合わせと現地での技術交流会を開催した。 事前打ち合わせでは、現地での安全管理に関する連絡手段の確認および連絡方法の統一を図り、大会ルールの確認、その他諸注意に関して連絡を行った。 技術交流会では、各チームが自己紹介をした後、ミッションコンペティションの事前審査も兼ねて実機を見せ合いながら意見交換を行った。

事前打ち合わせ、技術交流会の様子 事前打ち合わせ、技術交流会の様子
事前打ち合わせ、技術交流会の様子 事前打ち合わせ、技術交流会の様子
事前打ち合わせ、技術交流会の様子

技術交流会の後、全員で射場に移動し、参加者が使用するテントの設営、ゴールポイント設置およびゴール地点のGPS座標取得を行った。 和歌山大学の秋山先生のご指導のもと、全員で協力しながら迅速に設営を完了することができた。

会場設営の様子 会場設営の様子
会場設営の様子

9/9(月)~12(木)

ARLISS参加チームおよびAeroPacメンバーが午前8時に射点に集合し、開会式を開催した。 開会式ではまず、AeroPac代表のKenさんより開会のご挨拶と諸注意に関するお話を頂き、続いて和歌山大学の秋山先生よりご挨拶を頂いた。 最後に、参加者とAeroPacメンバーで集合写真を撮影し、開会式が終了した。

開会式の様子 開会式の様子
集合写真
開会式の様子(上)と集合写真(下)

開会式が終了した後、12日(木)まで、希望者から順に打ち上げを行った。 以下に、大会期間中の様子を示す。 競技4日目には、大きな嵐が運営本部近辺に直撃したため、競技中断の判断を下した。 Aeropacの方々のご協力のもと、大きな事故や怪我もなく無事に全メンバーの安全を確保することができた。 それ以外の日程では大きく天候が荒れることもなく、打ち上げは順調に進んだ。 合計打ち上げ数は約40に及んだ。
また、大会期間中にFacebookページのCanSat UNSECというアカウントから逐一の報告を行った。 現在も、今年度の写真や報告が掲載されているため、ご興味のある方はご覧頂きたい。

参加者の現地テントでの開発風景 参加者の現地テントでの開発風景
参加者の現地テントでの開発風景
日本チームと海外チームの交流の様子 日本チームと海外チームの交流の様子
日本チームと海外チームの交流の様子
打ち上げ直前のチームの様子 打ち上げ直前のチームの様子
打ち上げ直前のチームの様子
大会参加者のCanSat(左:フライバック型、右:ローバー型) 大会参加者のCanSat(左:フライバック型、右:ローバー型)
大会参加者のCanSat(左:フライバック型、右:ローバー型)

大会結果

以下に、カムバックコンペティションとミッションコンペティションの結果を示す。 AXELSPACE CUP -CanSat Challenge-については、http://cup.axelspace.com/2013/をご参照頂きたい。

各種コンペティション結果

 

カムバックコンペティション結果
No. TEAM Result Rank
1st Flight 2nd Flight
注:制御履歴が認められた記録は距離、それ以外は×、 -は提出できなかった場合を示す。
1 Keio Team Wolve’Z 3,210m 8
2 Tokyo University of Science Canal7 984m 2,969m 2
3 Kyushu Institute of Technology KINGS 1,977m 4
4 The University of Electro-Communications Aoi 2,172m 5
5 The University of Electro-communications Recon Corp 7.86m 1
6 Tokyo Metropolitan University TMU WANDER
7 Tokyo Metropolitan University TBY 1,786m
8 Tokyo Denki University Space Project 1,709m × 3
9 Aichi University of Technology STELA I
10 Aichi University of Technology STELA II 2,501m 7
11 Kyushu Institute of Technology KIT-CATS 2,263m 6
12 The University of Tokyo IKATOZ ×
13 The University of Tokyo Canopus
14 White Label Space MoonRabbits
15 GIATRI
16 Georgia Institute of Technology #1
17 Georgia Institute of Technology #2
18 University of Nevada 10,251m 9
19 University of Hawaii
ミッションコンペティション結果
TEAM Prior Review
Score
Presentation
Score
Total
Score
Rank
Keio University
/Wolve’Z
1.973 1.888 2.873 5
Tokyo University of Science
/Canal7
1.777 1.314 2.202 10
Tokyo Institute of Technology
/N-MOS’s
2.165 1.971 3.053 2
Kyushu Institute of Technology
/KINGS
1.392 1.308 2.004 11
The University of Electro-Communications
/Aoi
1.793 1.927 2.824 7
The University of Electro-Communications
/Recon Corps
1.816 2.001 2.909 4
Tokyo Institute of Technology
/TITANIKU
2.165 2.359 3.441 1
Tokyo Metropolitan University
/TMU WANDER
1.762 1.341 2.222 9
Tokyo Metropolitan University
/TBY
1.785 1.633 2.526 8
Tokyo Denki University Space
/Space Project
2.081 1.797 2.838 6
Kyushu Institute of Technology
/KIT-CATS
1.936 1.951 2.919 3

9/9(月)~12(木)

4日間に渡る打ち上げを終え、結果報告を行う朝食MTGがCommunity Centerで行われた。 1チーム数分のプレゼンにより全チームの結果報告を行った。 発表と同時にミッションコンペティション参加チームは相互採点を実施した。 事前審査得点と現地でのプレゼン及びミッション達成度合いによる得点を合計し、最終的なミッションコンペティションの順位を決定した。 本来であれば、ここでカムバックコンペティションの表彰も同時に行う予定であったが、競技4日目における競技中止に伴い、現地では表彰は行うことができなかった。 最後に、首都大学東京の佐原先生およびAeropacのBeckyさんより総評を頂き、朝食MTGを終了した。

最後に、ARLISS2013に関わってくださった全ての皆様に厚く御礼を申し上げます。 Aeropacの皆様や、国内でレビュー会等の審査をしてくださった教員の方々、ARLISS運営チームの学生の皆様、ARLISS参加学生の皆様のお陰で、無事にイベントを終了することができました。 重ね重ね、御礼申し上げます。


ARLISS参加団体報告書
団体名 発表資料
慶應義塾大学 Wolve’Z PDF file
東京理科大学 Canal7 PDF file
東京科学大学 N-MOS’s PDF file
九州工業大学 KINGS PDF file
電気通信大学 Aoi PDF file
電気通信大学 Recon Corp PDF file
東京科学大学 TITANIKU PDF file
首都大学東京 TMU WANDER PDF file
首都大学東京 TBY PDF file
東京電機大学 Space Project PDF file
九州工業大学 KIT-CATS PDF file
愛知工科大学 STELA I PDF file
愛知工科大学 STELA II PDF file
東京大学 IKATOZ PDF file

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