昨年に引き続き、今年もUNISEC卒業生による学生支援イベントが行われました。
開会の挨拶を占部智之さんが述べました。
「学生の皆さんは、卒業生の話を聞き比べ、名刺をもらうなど、ぜひ、つながりを作って帰ってください」と暖かい言葉で簡潔にまとめました。
午前中は、UNISASメンバーによる講演が行われました。職種の異なる4人が、それぞれの視点から学生に実社会での経験を伝えました。
文部科学省で宇宙関係の仕事をした経験のある田島博樹さんは、「日本」の「宇宙」を外から見よう!という講演をしました。日本の宇宙開発を担うのは若い人たちで、その発展は「世界初」という視点で捉えていくこと、また新しいものを取り込む姿勢が必要であることを述べました。
成田伸一郎さんは、2つのビジョンを考える(組織とは個人とは)という講演をしました。組織の中での個人はどのようなものであるかを噛み砕いて述べ、謙虚さや貢献心が大切であると述べました。
アクシス株式会社に勤める水見暢志さんが、宇宙開発における中小企業の役割という講演をしました。他企業からの仕事を請け負った場合、受注者は仕事を効率的にするために、発注者以上の知識が必要であると述べました。
信州大学経営大学院に在籍の田中和生さんが、宇宙開発の合理化-経営大学院から見た宇宙-という講演をしました。大学院では宇宙開発の効率性と効果性の最適バランスを客観的に捉える方法を学べ、幅広い人脈を作ることができるメリットを述べました。
質問をする学生たち。
和気あいあいとした雰囲気でした。
高校生も参加しました。
昼休みは、おにぎりをつまみながら、交流に花が咲きました。
学生たちは、具体的な仕事内容や、進路についてのアドバイスを先輩からもらっていました。
UNISEC学生理事の小林さやかさんが挨拶をしました。
閉会の辞を述べたのは、山口敬之さん。なんと、山口さんは、勤め先の種子島からこのイベントのために、わざわざ上京されたそうです。
UNISEC新理事長の中須賀真一先生が、最後に飛び入りで激励の言葉を学生や卒業生に贈りました。
(文責:桧垣)