国際宇宙法概論 ~ニュースペース時代に備えて~

2021-07-21

〇以下のような方々にお勧めします

  • 「宇宙工学」に関心のある大学生・院生及び社会人
  • 衛星実機開発・利用に携わる、あるいは携わりたいと考える学生・院生及び社会人
  • 異業種/異分野から宇宙業界に参加したい/参加したエンジニア
  • 宇宙業界へのコンポーネント・部品・材料等のサプライチェーン構築や製造販売を目指す企業の方
  • 超小型衛星によるビジネスや投資を検討されている方

〇注意事項

  1. 申し込み人数が10名(UNISEC正会員相当)未満の場合、講義を取りやめる場合があります。
  2. 事務局にて、後日の配信を目的として講義を録画・録音致します。講師による授業時間中に質問等の発言をされた場合、ご発言も録画・録音されますことをご了承ください。なお、リアルタイムでの講義時には、30分間の質疑応答時間があるます。この質疑応答時間は配信されません。ご自身の発言の配信を希望されない方はその時間帯でのご発言をお願い致します。
  3. 事前に申し込み及び受講費の支払いをされた受講者のみが、Zoomを用いて受講してください。(申し込み1件での複数受講者の受講は不可とします。)
  4. Zoomにて参加する際は、申し込みした氏名と所属(「氏名(所属)」)もしくは、申し込み時に登録した「Zoom表示名」を入力ください。確認できない場合は、通信遮断をしますので注意ください。 *
  5. 本講座を許可なく録画・録音・撮影しないで下さい。
  6. 講座の実施中は、講師あるいは事務局の指示がある場合を除き、受講者のマイクとカメラはオフとして下さい。
  7. 反社会的勢力並びにその関係者の方の受講はお断りします。
  8. 上記の注意事項が守られていない場合、受講料の返金無しで通信遮断・退出頂く場合があることをご了承下さい。

〇受講費用

1回の講義あたり以下の価格です。リアルタイムの受講及び授業の1週間の見逃し配信が可能です。

  • 学生の方:(税込み)¥11,000
  • UNISEC個人会員(同時入会可)の方:(税込み)¥22,000
  • UNISEC法人会員 (同時入会可)の方:(税込み)¥22,000 (会員区分により、以下のように適用人数が異なりますのでご注意ください。)
    • シルバー会員様:一講座4人まで。5人目からは「一般の方」の料金となります。
    • ゴールド会員様:一講座9人まで。10人目からは「一般の方」の料金となります。
    • プラチナ会員様:一講座14人まで。15人目からは「一般の方」の料金となります。
    • ダイアモンド会員様:人数制限なし
  • 一般の方:(税込み)¥55,000

〇登録フォーム

〇講義内容

講義番号 012 日時 2022年1月15日(土)13:30~17:30
講義名 国際宇宙法概論 ~ニュースペース時代に備えて~
講師/所属 高屋友里 / 東京大学未来ビジョン研究センター、防衛大学校・非常勤講師
講義概要又は目的 宇宙活動に対する国際法上の視点を理解するため、本講義ではまず宇宙活動に適用される国際宇宙法の基礎を勉強し(総論)、つぎに宇宙空間の民生利用・軍事利用・商業利用において生じる法的課題を概観する(各論)。
講義内容
  1. 1章 総論 はじめに
    • 国際宇宙法とは
    • 宇宙空間の軍事利用の歴史と国際法
    • 宇宙活動の分類と宇宙技術の性質
  2. 2章 総論 国際宇宙法の基礎
    • 1967年宇宙条約
    • 宇宙空間の法的定義
    • 救助返還・損害責任・登録・天体に関する諸条約
  3. 3章 各論 宇宙空間の民生利用と国際協力
    • 国際宇宙ステーションのための政府間協定(IGA)
    • 衛星通信と国連電気通信連合(ITU)
    • 月面探査活動とアルテミス合意
  4. 4章 各論 宇宙空間の軍事利用
    • ミサイル防衛と対衛星兵器(ASAT)実験
    • ジュネーブ軍縮会議と宇宙軍拡競争回避(PAROS)
    • ロケット打上げ活動に関する透明性・信頼醸成措置(TCBM)
  5. 5章 各論 宇宙空間の商業利用と国内宇宙法の発展
    • 国内宇宙法と国際宇宙法の関係
    • 宇宙資源ビジネス
    • 宇宙デブリと宇宙輸送管理(STM)
  6. 6章 おわりに
    • ニュースペースと国際義務
    • 宇宙安全保障の概念と宇宙軍の創設
    • 講義内容のまとめ
講義に関する特記事項
(準備事項等)
事前に読むことまで求めないが、以下を基本書として勧める。
・小塚総一郎・佐藤雅彦(編)『宇宙ビジネスのための宇宙法入門』(有斐閣,2015 年).
講師略歴

高屋 友里(たかやゆり):東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員 および 早稲田大学社会安全政策研究所 招聘研究員。

早稲田大学法学部卒業後、オランダ・ライデン大学大学院 国際航空宇宙法研究所にて修士号(LL.M.)、フランス・パリ第 11 大学大学院 宇宙衛星通信法研究所(IDEST)にて博士号(Ph.D.)を取得。 留学中に国連宇宙室でインターンを経験し、2002 年には JAXA 奨学金を得て国際宇宙大学(ISU)夏季プログラムに参加。2011 年に神戸大学大学院 法学研究科にて学術研究員となり、2014 年から 2016年まで同大学にて非常勤講師を兼任。法学生を対象に国際宇宙法の講義を担当。2017 年より現職。主な研究テーマは宇宙安全保障、宇宙資源探査、サイバーセキュリティに関する国際宇宙法。