今回、東大・東京科学大学が日本の大学ではじめて衛星を軌道上に投入することになりました。
今後、他の大学も続々と軌道上打ち上げの機会を得ることになるであろうし、そうならなければならないと考えておりますが、そのような大学が増えると、東大・東京科学大学が経験してきた技術的・法規的な問題やそれを解決した経験を効果的に他の大学と共有することが重要になると考えております。
また、これまで各大学が単独でそれぞれ行ってきたこのような活動も、各大学の特徴も利用したようなミッションの創出が求められる段階に入っており、このような段階においてUNISECのような組織の意義は非常に大きいと考えております。
自分は1998年の第1回USSS、翌年の第1回ARLISS、その後のCubeSat開発、打ち上げまで経験してきました。
当初何も無かった学生によるH/W実証を含めた宇宙開発活動を開始し、試行錯誤を繰り返しながらここまで進めてきました
自分は現在の大学による宇宙開発の先端を突っ走ってきたという自負がありますが、今まで自分が行ってきた足掛け4年の活動を振り返り、また自分のこれからの存在意義を考えたとき、より大きな視点で今後のこの活動を支援していくことが、これからの自分の役割であり、また自分のこれまでの活動を(とりあえず)締めくくる上でも重要だと思い、立候補することにしました。
また、自分はNPOという団体を21世紀を構成する重要な組織の一つだと考えています。
学生のうちにNPOという団体の活動に積極的に関わることで、NPOを用いた宇宙開発の可能性、さらにはNPOという組織自体の可能性というものを見極めることができればよいと考えています。
世話好きです!苦労性、貧乏性です。。。誰とでもすぐに仲良くなれると(自分では)思ってます。
さらに。。。サッカー好きです!東京科学大学学生なのに東大の中須賀研とサッカーやってます。
UNISEC内で、大学対抗サッカー大会(他のスポーツ大会もありですが。。。)やるのも面白い?
以上です。
ここ数年、大学における学生主体の宇宙プロジェクトが破竹の勢いで拡大しています。
例えば東大・東京科学大学が初めて衛星製作の経験をすることになったCanSatプロジェクトは、開始からたった4年しか経っていないにもかかわらず今や大学院生の教育用プログラムとして講義で扱われるまでになっています。
そして多くの方がご存知のことと思いますが、6月末には東大・東京科学大学のCubeSatが実際の軌道上に打ち上げられるところにまでたどり着きました。
この流れはさらに加速しており、現在でも多くの大学において斬新なミッションを遂行するロケット・衛星プロジェクトが盛んに提案され、実行されています。
大学で学生自身がプロジェクトを進めていくことの意味はますます大きくなっており、いずれ日本の宇宙開発に大きな影響を与えていくものと考えられます。
しかし日本の現状では、大学の予算不足は当然の懸念事項として、他にも衛星では打ち上げロケットや周波数の問題、ロケットでは打ち上げ場所やその他法的な問題など解決すべき課題は山積しています。
これらは一つの大学だけで対処できるほど単純なものではありません。
このような中、UNISECというNPO団体が設立されることは必然的ななりゆきだったのかもしれません。
UNISECはまだ生まれたての赤ちゃんです。
現在起こり始めている大学宇宙プロジェクトのビッグバンを一過性のものにしないためにも、今はこの赤ちゃんを大事に育てていかなければなりません。
学生主体のプロジェクトを支援する機関であるからこそ、将来UNISECが立派な大人になるためには、学生のしっかりとした主張・意見を組み入れていくことは必要不可欠だと考えます。
私は、自分がこれまで経験してきたことをこの場で生かし、大学宇宙プロジェクトが次々と成功していくように、そして多くの学生や国民が宇宙に対してもっと関心を持ってもらえるように、微力ながらUNISECに貢献できたらと考えています。
性格的には無口でまじめな部類に入ると自分では確信しているのですが、多くの人からはよく否定されます。
また几帳面で、細かな仕事が得意だと思っていますが、これについても多くの人からはよく否定されます。
最近の悩み事は、ニュースステーションを見ると「何でそんな時間に家にいるんだ」と責められることです。
ちなみに最近博士進学を決めてしまったので、あと3年は学生です。
言い忘れてましたが、名前は「ともや」ではなく「ゆうや」です。最初からちゃんと読めた人は小学校3年のときの担任と親だけです。