HomeUNISECUNISONについて2015年度 学生代表

大日向 健人

大日向 健人 さん

所属:日本大学大学院 理工学研究科 航空宇宙工学専攻
宮崎研究室 修士1年

1.学生理事を希望する理由

UNISON全体としての交流の活発化,議論の高度化を図り,UNISONの新たな可能性を見出す

私の学生理事を希望する理由はこの一言に尽きます. UNISECは創立から12年目を迎え,組織も大きくなってきております. また,各団体の方々はより高度なミッションへの挑戦をする機会が増えてきております. 当初のUNISECの目標である団体数の増加はすでに達成されました. 今後はまず,UNISON全体で何を行うべきか,目標を定める必要があると思われます. UNISONの存在理由として,1つの団体だけでは達成することができない目的を達成することだと思っており,現在は情報も蓄積されてきており,現在のUNISONの規模とレベルだと,UNISON全体として,以前では成し得えなかったプロジェクトも可能となってきていると感じております. UNISON全体としての交流の活発化を図り,議論の高度化を図ることにより,UNISONの新たな可能性というものを見出すことが出来ると思います. そして,新たな可能性に向けて,具体的にどのような活動が考えられるか,明確にしていきたいと思います.

上記の内容を実現し,UNISON全体として新たなチャレンジの可能性に向けて学生全体を牽引していきたいと思います.

2.学生理事になって実現したいこと

UNISONの新たな短・中・長期ビジョンの策定

UNISECの加盟団体も以前に比べると増えてきており,UNISON会員も増えてきています. そして衛星・ロケット・Cansat開発団体が非常に多くなってきており,また,徐々に技術も高度化してきており,以前のUNISONとは違う状況になってきています. 長期的にみて,この大きな規模となっているUNISONの組織で何が可能であるかを考え,そしてそれらを実現するために短・中期的にみてどのような活動を行うべきであるか,明確にしていきたいと思います. そのため,UNISONの新たな短・中・長期ビジョンの策定を行い,UNISON全体としての今後の活動の明確化を図りたいと思います.

UNISON全体の議論の活発化,高度化

UNISEC加盟団体が増えてきており,UNISON会員も増えてきておりますが,UNISON同士の議論を行う場がまだ少ないように感じています. 特に,各WG間の議論を行う場というものが圧倒的に少ないです. 各WG間の議論を行うことが出来れば,よりUNISON全体としての可能性が広がると思っています. そのため,UNISON全体としての議論を行う場を設け,議論の活発化を図りたいと思います. また,技術的にも難易度が高いミッションに挑戦するなど,UNISON全体の活動自体が高度化してきております. そのため,技術的にも具体的で,かつ高度な議論を行える場を設け,UNISON全体の議論の高度化を図り,より技術的にも深い交流を行うと共に,難易度の高いミッションへの挑戦の可能性を見出していきたいと思います.

大日向 健人

3.自己アピール

私の長所といえば,「好奇心旺盛」というところにあるかと思います. 面白いと思う事は何にでもチャンレジしてみようというスタンスでずっと生きてきました. 宇宙という分野は何か子供心がくすぐられるところがあり,漠然と面白そうだなと思う事は皆さんもあるかと思います. 私もそのような気持ちで,何でも挑戦したいと思うようになりました.
私は学部1年生の頃はCansatプロジェクトに加わり,学部2年生の頃には自立走行ローバープロジェクトに加わっておりました. そして学部3年の頃から衛星開発に参加し始め,その頃から同時にUNISECの活動に参加し始めております. これまでにUNISECで出会った方々からは刺激をたくさん受けることができ,自団体での活動のモチベーションにも繋がりました. UNISECの活動を続けていくうちに,もっと多くの人と出会って,沢山の議論を交わし,より刺激的な環境にいたいと思うようになりました. UNISEC全体として,常にお互いを高め合い,刺激的で活動的な環境作りというものを目指して活動をしていきたいと思いますので,どうぞ宜しくお願い致します.


平澤 遼

平澤 遼 さん

所属:慶應義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻
空間・環境デザイン工学専修 高橋研究室 修士1年

1.学生理事を希望する理由

「UNISONとして集まる意味を最大限に引き出したい」

UNISONに加盟し,開発活動を行う団体は年々増えています. 開発を行い,試験を行い,ミッションを実行する. これだけであれば,団体ごとの活動で達成することができるでしょう. それでは,なぜ多くの開発団体が,UNISONという場に集まり活動を行うのでしょうか. 私はこの問いに対して,「成功と成長」「発信力」というキーワードを挙げたいと思います.

宇宙開発の歴史を振り返ると,時には米ソ宇宙競争のように激しく競争し,時には国際宇宙ステーション計画のように協力することで,多くのミッションを成し遂げてきました. UNISONの加盟団体が集まる一つの目的は,まさに団体間の競争と協力によってミッションを成功に導くためだといえます. 同じ目標を目指すライバルたちとの競争と協力は,ミッションの成功において非常に重要なファクターであることは疑いようがありません. ミッションを成功させるために適した環境がUNISONでは実現可能です. では,ミッションが成功したら私たちは満足なのでしょうか. そもそも教育課程に属する私たちがなぜ宇宙開発活動を行うのか. その理由として,宇宙開発の技術的発展に加えて,個々人の成長が挙げられます. 将来的に宇宙業界やその他の業界に就職したときに活躍できるような個々人の成長,これこそUNISONの参加者が個人レベルで持つ目標だと思います. 以上を踏まえ,私は,団体同士がお互いを意識することでミッションを成功させ,個人を成長させる組織体制こそがUNISONの理想の姿であると考え,これの実現を目指します.

上記に加えて,UNISONとして集まることの魅力に「発信力」が挙げられます. UNISONではたくさんの団体が様々なミッションを行っていますが,これらのミッションは社会に発信してこそ,完遂したといえると思います. しかし,少人数な団体では外部への発信力に限界があるかもしれません. UNISONとして集まることで,多くの人たちに注目してもらえるようになります. 例えば,昨年度から始まったUNISON Globalは世界中の学生と意見交換が行える場となり,個々の団体レベルではなし得なかった国際的な交流が実現しました. この活動をさらに押し進めて,UNISONという学生の宇宙開発の関わり方をグローバルスタンダードにし,さらに多くの学生が交流し合える環境作りを目指したいと考えています. また,小中高生に対する宇宙教育にも力を注ぎたいと考えています. 小中高生と年齢の近い私たちだからこそ,伝えられる宇宙開発の魅力があるはずです. UNISONとして集まることで生まれる大きな発信力を活かして,様々な人たちと交流が持てる組織作りを目指します.

UNISONとして集まる意味を最大限に引き出して,団体・個人が成長し,さらには社会を動かせるUNISONを皆さんと一丸になって実現したい所存です.

2.学生理事になって実現したいこと

・CanSat競技に新規参入しやすい大会作り
宇宙開発の登竜門的存在であったCanSatは今や宇宙に限らず,幅広い分野の入門として注目されています. しかし,いざ新規参入を試みる方々は,宇宙分野に興味を持った学生がほとんどであり,大衆的に広まったとは言いがたい状況です. そこで,幅広い層の方に新規参入してもらえるように広報活動を押し進め,また新規参入の方に分かりやすいサポート体制を実現します. 競技人口の増加はCanSatをますます活性化させ,さらにはUNISON全体が盛り上がると考えています.
・SE/PMを意識したCanSat開発の支援
高度なミッションを成功させるにはSE/PMのスキルが必要になります. また,これらは社会に出てから非常に役立つスキルとなります. そこで,ハイレベルな技術レベルが求められるARLISSの参加者に対して,SE/PMの枠組みを意識できる大会運営を目指し,レビュー会や提出書類のあり方を見直します. 不要な書類をなくして,本当にチームの成功や個人の成長につながる方法を皆さんと議論したいと考えています.
・異なるワーキンググループ (WG) で競い合う環境作り
同じWG内で刺激しあうことは当然大切ですが,UNISONとして複数のWGが集まるメリットとして異なるWGとの交流が挙げられます. そこで,UNISEC総会やUNISEC Workshopにおいて異なるWGの団体同士がお互いを刺激し合える環境を作りたいと考えています.
・グローバルスタンダードな学生と宇宙開発の関わり方 ”UNISON”
昨年,UNISON Globalが行われ世界中の学生と議論を交わす場が実現しました. UNISONという学生と宇宙開発の関わり方は,世界的な需要があると考えられます. UNISON Japanとして国際的な取り組みをさらに押し進めて,UNISONをグローバルスタンダードなものにしていきたいと考えています.
・母校訪問プロジェクトの活性化
私たちは宇宙業界の第一線で働く技術者ではありませんが,小中高生から見れば立派な宇宙開発の技術者に違いありません. むしろ,彼らと年齢の近い私たちだからこそ,一般の方と宇宙開発の架け橋となり伝えられることがあるはずです. 近年,あまり活動していなかった母校訪問プロジェクトを活性化させ,将来の宇宙開発が盛り上がるようなアウトリーチ活動に取り組みます.

平澤 遼

3.自己アピール

私は,やると決めたことはどんな逆境でもやり通す熱いハートを持っていると自負しています. 学部時代は理工学部体育会庭球部に所属し,汗にまみれながら怒号の中での練習では,まさに自分の精神力を培いました. 幼少のころから宇宙に対する憧れを抱いていましたが,学部3年次のときに参加した種子島スペーススクールがきっかけで,宇宙の道に足を踏み入れるようになります. 宇宙開発フォーラム実行委員会での活動,Keio Team Wolve’ZでのCanSat開発やプロジェクトマネジメント,JAXA派遣生としてのIACへの参加,宇宙科学技術連合講演会やAIAAでの研究発表など,様々な角度から宇宙開発に関わる機会に恵まれ,成長することができました. これらの経験から得た知見の中でひとつ自信を持って主張したいことは,人と人のつながりが私を成長させ,私が行動を起こす原動力となっていることです. 約800人の所属するUNISONにはまだまだ秘められたポテンシャルがあるはずです. UNISON内外の交流をさらに活性化させるように,持ち前のハートを持って努力する所存です. UNISONのさらなる発展を一緒に目指しましょう!


渡邊 裕一郎

渡邊 裕一郎 さん

所属:秋田大学 工学資源学部 機械工学科 学部3年

1.学生理事を希望する理由

私が学生理事を希望する理由は,UNISECに加盟した団体,そして個人が持つそれぞれの目標を,より多く実現させたいからです.
UNISECに加盟する団体は,それぞれが目標に向かって目的をもって活動していると思います. これらの活動にはそれぞれ,長い月日や費用,周りの協力など,たくさんのものを要しているように感じます. 私は,昨年の能代イベントでPMを務めました. そこでは,たくさんの費用やメンバーとの協力がありました. しかし,打上げは思うような結果に至らず,もちろん得たことも多いのですが,目標の達成とはなりませんでした.
各団体,打上げや実験を通してたくさんの成功や失敗があると思います. そしてそれらの中には,多くの目標達成や,また,成功したが個人の目標は達成できなかった等,様々な事象があると思います. 各団体が持つ目標に対して,それを支えているのは団体に所属する個人です. その,個人一人一人が目標を達成し,活躍できるような環境作りをしたいと私は考えています.

2.学生理事になって実現したいこと

i,団体間のつながりの強化
UNISEC内には高い技術を持った団体が多数あります. また,その中にはこれを実現したいというチームや個人の目標がたくさんあるように思います. UNISECが突として技術を生み出し全体に供給することは難しいですが,目標達成の為の協力体制や,活動のフィールド作りは十分可能であると考えています. 私は,これまでに蓄積されてきた各団体の技術やノウハウを,全体に可能な範囲での共有や,疑問を速やかに解決できるようなシステムづくりをしたいです.
ii,新規参入のしやすさの向上
UNISECの加盟する団体は毎年増え続けています. 新規団体の参入は,私たちの活動の輪の広がりにもなり,心嬉しいことだと思います. しかし,何年も前から活動を始めている団体と新規参入団体の間には,技術力などに大きな差があり,既存団体が定めたルールや常識では,新規参入後の活動に厳しい要求をすることも少なくないように感じます. そこで,既存団体の協力体制や,新規参入団体向けの参考になるような資料を作成し,より多くの団体参加につながるような政策をしたいと考えています.
iii,周りから見てわくわくするような活動のアピール
現在日本や世界には,自動車や飛行機なども含め,たくさんの学生団体がチームになって実現するプロジェクトがあるかと思います. 中には,その業界に興味の無いような方にまで知られているプロジェクトもあります. UNISECは,前述のように益々活動の拡大をしていますが,高校生や一般の方々などで知らないという方も少なくありません. 私は,UNISECの活動を知った時,先輩方の活躍や成果物を見て,自分の知らないところにこれほど楽しい世界があるのかと驚きました. ここで得た驚きや感動を,インターネット利用や,広報活動の拡大などによって,広く社会にアピールしたいと思います.

渡邊 裕一郎

3.自己アピール

私は,宇宙や,ものづくりに深く興味を持っていました. 大学入学とともに,UNISECに加盟した団体と出会い,導かれるように入部を決めました. 団体内で作っているロケットを見て,学生が協力し1つのものを作り上げる力の大きさに驚きました. その後,総会やWSへの参加を通して,UNISEC全体で作られているロケットや衛星を目の当たりにし,そのスケールや技術力に激動させられたのを覚えています.
私が理事に就任しましたら,以上の目標を基にさらなるUNISECの飛躍に努めたいと思います. また,そのためには皆様の協力も欠かせません. 今後のさらなる活動の発展をめざし精一杯活動いたしますので,どうぞよろしくお願いいたします.