シンポジウムについて
背景
「超小型衛星シンポジウム」は、「ほどよしプロジェクト」*の活動および研究成果を発表し、超小型衛星の技術開発と利用開拓の促進と、その重要性に対する認識を高めることを目的として開催する国際学会です。日本が中心となり、超小型衛星の開発分野の第一線で活躍する世界の研究者の方々を毎回お迎えしています。
ここ数年の「超小型衛星」の技術と開発プロセスの進歩はめざましく、宇宙開発・利用開拓において、「超小型衛星」は今や欠くことのできない重要なツールとなっています。低コスト・短期間の開発が可能な超小型衛星は、地球観測、情報収集、教育さらに衛星の個人利用という革新的・挑戦的なミッションの実現が期待されています。そして衛星プロジェクトやその利用・応用において、幅広いプレイヤーの参画が期待されています。
第3回シンポジウムは、「コミュニティ構築(Community Building)」をテーマに、北九州国際会議場において2011年12月に開催。31カ国から約220名の方が参加し活発な意見交換が行われました。第4回目は、国際連合宇宙部と東京大学による初の共同開催が決定いたしました。アジア圏で初の国連宇宙部の教育セッションの開催となります。
開催概要
名称: | 第四回 超小型衛星シンポジウム "パラダイムシフト―アーキテクチャー、技術、プレイヤーの変革" (正式名称:UN/Japan Nano-Satellite Symposium) |
開催日: | 2012年10月10日(水)~13日(土) |
開催場所: | ウインクあいち(10月10日~11日) ポートメッセなごや( 10月12日~13日) |
テーマ: | "パラダイムシフト―アーキテクチャー、技術、プレイヤーの変革" Paradigm shift ― Changing Architecture, Technologies and Players |
セッション: |
セッション1:超小型衛星のアーキテクチャーと技術開発 セッション2:衛星開発プロセスにおける技術革新 セッション3:超小型衛星の利用開拓と応用 セッション4:標準化と規制問題 セッション5:キャパシティビルディングにおける戦略 国連宇宙教育カリキュラムセッション |
使用言語: | 英語 |
主催: | 国際連合宇宙部(UNOOSA)、東京大学 |
共催: | 大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC) |
講演: | 内閣府、総務省、外務省、文部科学省、経済産業省、愛知県、名古屋市、名古屋観光コンベンションビューロー |
協賛: | 国際宇宙航行アカデミー (IAA)、三菱重工業株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社 |
協力: | 次世代宇宙システム技術研究組合 |
参加国数: | 約50 カ国、約300名(予定) |
使用言語: | 英語 (※同時通訳はございません) |
公式サイト: | www.nanosat.jp |
併催イベント: | JA2012国際航空宇宙展 |
シンポジウム事務局(大学宇宙工学コンソーシアム内): | |
Tel: 03-6231-4404 Fax:03-3868-2208 info+@+nanosat.jp ※メールアドレスは、@マーク前後の「+」マークを削除してご利用ください |
*ほどよしプロジェクト(The HODOYOSHI Project):
東京大学大学院工学系研究科(航空宇宙工学専攻)中須賀教授が中心研究者を務める「日本発“ほどよし信頼性工学”を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」プロジェクトです。「超小型衛星国際シンポジウム」は「ほどよしプロジェクト」*の一環で、内閣府の総合科学技術会議で制度化された「最先端研究開発支援プログラム」(略称:FIRSTプログラム)のもと、日本学術振興会を通して助成されています。
(FIRSTプログラム公式サイト:http://first-pg.jp/about-us/nakasuka-shinichi.html)