HomeUNISECUNISONについて2022年度 学生代表

寺垣 隼 さん

所属:大阪公立大学

1.学生代表を希望する理由

私は学生代表を希望する理由は,大学生による衛星開発の促進を行いたいと思ったからです.
私は大阪府立大学でCubeSatの開発に関わってきました.その過程で様々な問題に直面し,知識と経験不足が原因で苦労や失敗したことも少なくありませんでした.さらに,私も大阪府立大学の一員として,UNISECの超小型衛星LL共有会に参加させて頂いた時に,どこの団体も同じような問題で躓いているのだということ,そして各組織の工夫などを学ばせて頂き,知識や技術を共有することが重要であると感じました.また,衛星開発は実際の結果が得られるのは運用してからになるため,経験を得るのに時間がかかる分野でもあります.
そこで,衛星WG にて知識や技術の共有を行うことで,学生による衛星開発の規模を大きくしていきたいと考えています.

2.学生理事になって実現したいこと

UNISEC の利点として,人工衛星,ロケット,CanSat といった同じものを作りたいと思っている,作っている学生が多くいることだと思います.UNISEC の存在する意義として,各々の組織で開発しているだけでは手に入らない「知識,技術,繋がり」が得られることだと私は思っています.
そのUNISEC が持つ「強み」を引き出せたらと考えています.

(1)知識,技術の共有
衛星開発において,各種試験や安全審査といったクリアしなければならない工程や困難はどの組織にも訪れるものです.そこで個々の組織で経験したノウハウやどのようなトラブルが起きていたかを共有することが出来れば,より衛星開発の質をより高いものにすることが出来るはずです.
具体的にはお互いの知見を共有するような機会の提供,さらに電源や通信といったテーマで区切った共有会を開くことによって,ディスカッションやお互いの疑問点を解消できるなどより効果的な
共有会にすることができるのではないかと考えています.
また,それらによって集められた知見を蓄積できるような仕組みを作っていきたいと思います.
(2)人との繋がり強化
現状,自分の大学を含め,他大学との関わりが盛んであるとは言えないところが多いのではないかと思います.「人との繋がり」は各々の開発にも多くのメリットを与えてくれると考えています.そこで学生会員の多さを活かし,組織と組織をつなげる,そしてそのメンバーとメンバーをつなげるようなコミュニケーションの場にできたらと考えています.同じものを作る仲間に出会えるような場所にするために,従来のワークショップだけではなく,より親睦を深めることができるようなイベントを企画していきたいと思っています.

3.自己アピール

私は大学生になるまで,ものづくりの経験はありませんでした.宇宙に興味があったことから,人工衛星を作ってみたいと1年生の時に思ったことがきっかけです.衛星プロジェクトの開発から運用まで携わることができたにもかかわらず,気が付けば新しい衛星プロジェクトに参加しています.それほどの魅力が衛星開発にはあるのだと思います.
UNISEC を通して,人工衛星の開発のサポート,宇宙開発の魅力を伝える事が出来ればと思っています.そして,「UNISEC として何ができるのか」を常に考えて活動を行うことで,UNISEC をさらに活動しやすい場にしていきたいと思っています.精一杯努めますので,よろしくお願いします!!


六尾 圭悟 さん

所属:日本大学

1.学生代表を希望する理由

私は、大学4年間でサークル活動としてCanSatの製作やサークル代表、能代運営、加太運営などを行なってきました。また、一昨年はコロナ禍で競技会が延期になる中、地元大分で新たな競技会の企画・運営も行いました。これらの活動を通して、有意義な経験ができた反面、知識不足などにより関係者に迷惑をかけることも多々ありました。現在のコロナ禍では、学生運営のノウハウや学生団体ごとの交流が失われつつあると感じています。このままでは、全体として前に進むことができなくなってしまうと考えています。このことから、私はUNISEC学生代表として再びCanSat 業界を盛り上げたいと思い、今回UNISON代表を志願いたします。

2.学生代表になって実現したいこと

(1)団体間技術交流の場の提供
昨年より、オンラインなどで技術交流の場が少し増えてきたように感じますが、より増やしていきたいと考えています。実際の衛星開発では数多くの技術的な発表を行い、ミッションなどの妥当性を検証します。CanSatは模擬人工衛星としての立ち位置もあることから、中間発表会のようなものをUNISECとして企画し、ハイブリッド形式での実施することを考えています。また、開催を地域ごとに設けることで、対面での交流も可能になるようにしたいと考えています。
(2)レギュレーションの統一、または共通にまとめた冊子の発行
現在存在する競技会ごとにレギュレーションが少し違ってきています。私自身も、参加する競技会のレギュレーションが微妙に違うことに頭を悩ませた経験があります。この経験を通して、レギュレーションを統一できる点は統一していこうと考えています。しかし、レギュレーションは競技会の実施される会場によって変わってくるものも多いため、共通にまとめた冊子のようなものを作成できればわかりやすいのではないかと考えています。

3.自己アピール

私は、興味が湧いたことについては満足するまで行なってしまう傾向があります。そのため、コロナ禍前は全国各地を飛び回っていました。「やりたいこと、気になったことを最後まで行う!」をモットーに活動していこうと考えています。いい意味で、参加団体を振り回していこうかと考えています。今年一年を、楽しく充実した一年にしていきましょう!


小出 凌平 さん

所属:秋田大学

1. 学生代表を希望する理由

私が学生代表を希望する理由は,更なる学生ロケット全体の技術力の向上ことが目的である.
近年,自作エンジン開発や高高度を目指している団体が多くあり,より高性能のロケット開発が期待されている.しかし,昨今の社会情勢で活動が十分にできず,打ち上げの機会が失われてしまい,長年培われた技術が途切れてしまっている団体があると感じている.一度途切れてしまうと中々元の技術力の水準に戻すことは困難であり,団体の気持ちだけではどうしようもならない場合がある.そこで,少なくなってしまった団体交流の場を増やし,技術や製造方法,安全面
に関することなどの深く掘り下げた議題での話し合いができるようになれば,学生ロケット全体の技術力向上できると考えている.また,新規参入団体が増えるように,初期段階の技術を聞けるような場の提供できるようにし,長年行ってきた団体から新規参入団体が手を取り合って行う打上実験が実現できるように尽力したいと考えている.

2. 学生理事になって実現したいこと

〇技術力向上の場の提供
上記にも記載したが,コロナ禍で団体交流が減ってしまっているので,WGでは従来のように開発技術の発表を行うとともに,新規参入団体やロステクしてしまった団体に向けて,安全なロケット開発や打上げ運用方法など,質問を募集して回答ができる団体がレクチャーできるような場を作っていきたいと考えている.
〇全国共同打上実験との協力
全国共同打上実験の運営と協力し,各射場の紹介,CanSat 大会の兼ね合いを行って,打上げ機会や競技の機会を重ならないように十分に確保していきたい.

3. 自己アピール

私が実際に宇宙分野に触れたのは大学生になってからである.高校のときに漠然とものづくりに興味を持ち,はやぶさの帰還やスペースXのロケットのニュースを見て宇宙分野に関わりたいと感じた.大学に入ってからASSPに入り宇宙工学の楽しさを学んだが,さまざまな事情によって1年間ロケット打ち上げができなかった.2年目でようやくロケットを運用できるような状態になり,PMとして能代宇宙イベントに参加することができた.しかし,団体としては2年打ち上げを行わずにいたため,技術の継承は半分程度であり,メンバーのほとんどが手探りで運用していくような状態であった.そのため,最後の最後で運用が間に合わず,イベント内での打上げができず終わってしまった.その後,このまま ASSP を終わらすわけには行けないと思い,団体代表となり翌年能代にて,単独自団体打ち上げを成功させた.同年のイベントでは念願の海打ちを成功させ,後輩に技術のバトンを託せたと考えている.また,昨年能代宇宙イベントのイベント代表を務め,コロナ禍で開催できる最大限度の規模で全団体が実験を行うことができるように運営を行った.
これらの団体PM,代表,イベント代表の経験を活かし,開発が進んでいる団体から新規参入団体,ロステクしまった団体に寄り添えるように頑張りたいと思っている.