2011年度 学生代表


牟田 梓|伊藤 琢博|春木 美鈴
牟田 梓

牟田 梓 さん

所属:東京工業大学 理工学研究科 機械宇宙システム専攻
松永研究室

1.学生理事を希望する理由

私が学生理事を希望する理由は、 UNISON/UNISECという日本全国にわたる大きな組織でなにか面白そうなことができそうだと感じるからです。 なにか面白いことをするためには受け身であってはだめで、自分で積極的に関わっていってみようと考えました。

私は現在研究室で超小型衛星の開発をしています。 UNISEC内でも多くの団体が衛星を独自で開発しており、これはUNISECが世界に誇れることだと思います。 しかし一方で、超小型衛星の開発が大学だけでなくメーカーなどでも注目されるようになっており、大学衛星の役割とはなにか、自分たちがどんな衛星を開発していくべきか、考える時だと思います。 これは、各団体が個別で考えるというよりも日本で衛星を開発している団体みんなで考えていく話だと思います。 このような理由から、衛星開発団体から代表者がでれば、きっと面白い話が、ひいては面白い大学衛星ができるのではないかと考えました。

2.学生理事になって実現したいこと

私が学生理事になって実現したいことは大きく分けて二つです。

牟田 梓

3.自己アピール

私がUNISECに入ったのは一昨年の10月で、加盟歴1年半と決して長くはありません。 また、毎日、朝から晩まで衛星開発を行っており、UNISECの活動にかけられる時間も長くないと思います。
しかし、だからこそ、できることもあると考えます。 同じように、衛星開発をしている会員のニーズを拾いことや、新しく入ってきたUNISECメンバーに対して、分かりやすいイベントの開催するといったことが考えられます。 そんな、短いながらも自分が経験してきたことを活かした活動を心がけていきたいと思います。
衛星開発で培ってきた体力と集中力で頑張りますのでよろしくお願いいたします!


伊藤 琢博

伊藤 琢博 さん

所属:大阪府立大学 工学研究科
小型宇宙機システム研究センター

1.学生理事を希望する理由(きっかけ)

私は去年大阪府立大学チームの一員として、ARLISS2010のカムバックコンペティションに参加した。 1度だけ制御履歴を残すことができたものの、目標地点までの距離は3365m、フライトの軌跡を見ても、とても成功とは言えない結果であった。 しかし、私のチームはなぜだかカムバックコンペティションで『4位』になってしまったのだ!

「参加団体が20近くもいるのに、なぜ私達が4位になったのか―」 自分のチームのフライト結果に不満足だった私は、率直にこう思った。 後で話を聞くと、制御履歴を残せたチームが4チームしかいなかったのだという。 またARLISSでは成功するチームが毎年少ない状況にあることを知った。

宇宙開発に関わるプロジェクトには莫大な費用が必要で、もしも宇宙空間で宇宙機が故障してしまっても、修復することは困難である。 だから宇宙開発はとりわけ失敗が許されず、定めた目標を必ず達成しなければならない、と私は考えている。 高い目標を掲げて新しい事や困難な事に果敢にチャレンジするのは素晴らしいことだが、掲げた目標を達成することも同じくらい素晴らしいことである。 現在のARLISSの結果を分析すると、後者が達成されておらず、その為に成功率が上がらない、という気がしてならない。 将来の宇宙開発を引っ張って行く立場にある大学生や大学院生だからこそ、定めた目標の難易如何に関わらず、それを必ず達成する事が大切であると考える。

いろいろと悩んだ私だが、「なんとかしてARLISSでの現状を打破したい」と次第に思うようになり、学生代表を務めてそれに注力しよう、という考えに至った。 これが、私が学生代表を志望するようになったきっかけである。

2.学生理事になって実現したいこと

『数十年後の宇宙開発を創る』

私は学生代表の一人として、『数十年後の宇宙開発を創る』べく活動したい。 「百年の計」という言葉の通り、目先のことばかりにとらわれるのではなく、将来もっと長い先を見据え、私の考える「将来の宇宙開発のあるべき姿」を実現させるべく活動したい。

<「人類の為の」宇宙開発>

航空宇宙分野は、飛行機などの便利な産物を世の中に送り出し、またアポロ計画などの人類の金字塔となる宇宙探査計画を遂行するなどして、現代社会に大きな影響を与えてきた。 その一方で、航空宇宙分野は戦争や争いごとと密接に関係しながら発展してきた側面もある。 敵陣の様子を知る為に熱気球や飛行機が生みだされ、また敵地へ攻撃するためにミサイルが作られた。 アポロ計画で知られる一連の偉業も、背景には少なからず冷戦の存在があった。

世界初の人工衛星スプートニク1号が打ち上がってから現在までの数十年間を見ても、少なからず戦争や争いごとを背景に宇宙開発は発展してきたのだと思う。 そして今後数十年先の未来では、「自国の利益のために」各国が対立し合うのではなく、手を取り合って、協力しながら、「人類の利益のために」宇宙開発を行っていてほしい。

日本も昔は、領地等をめぐって全国各地で争いが起きていた。 今となっては日本の都道府県単位で何かを争うことなどほとんどないが、かわりに世界レベルの国単位の争いは少なからず未だ存在する。 そして今後数十年後の未来では、宇宙開発に限らず、「藩」でも「国」でもなく「人類」というコミュニティの単位で物事を考えられる世の中になっていてほしい。 時が経つにつれてコミュニティ意識の単位が大きくなってきたことを考えると、「人類」というコミュニティ単位の意識も必ず芽生えるはずである。 それが実現されれば、争いが減少して平和な世の中が訪れ、世界中の皆が幸せな生活を送れると考える。

そういった世の中や宇宙開発を将来実現させる為には、世界各国の人々と関わりを持つ、特に今後社会の第一線で活躍するであろう若い世代こそ、関わりを持つことが必要だと考える。 私は10年以上前から毎年アメリカで催されているARLISSを上手く活用して、世界中の学生たちが交流を深められるような大会を企画・運営したい。 また、その他海外からの人々が集まる機会があれば、それを積極的に利用して交流を図りたい。

<「つなぐ」「斬新な」宇宙開発>

将来豊かな宇宙開発を築き上げていくためには、現在までの宇宙開発技術を引き継ぎつつも、より高度な宇宙開発技術を生みだすことや、斬新な宇宙開発に関するアイディアを創出することは大切だと考える。

これを実現する第一歩として、今年のARLISSに合わせて新たに「ミッションコンペティション」を開催したい。 このコンペティションでは、斬新なミッションを創出することを狙いの一つとし、ミッションの新規性・有用性等を評価する。 このコンペティションをきっかけとして、斬新なミッションを考える機会となってほしい。 同時に、ARLISSでの成功率が上がらない現状を踏まえ、斬新なミッションを考えるだけでなく、ミッションを達成することも同時に評価されるようなコンペティションにしたい。 さらに、参加チームらが考えたミッションを毎年蓄積すると同時に、「Mission Encyclopedia」として一般に公開し、ミッションアイディアの継承に役立てたい。 「ミッションを考案⇒アイディアを蓄積⇒蓄積されたアイディアを参考に新たなミッションを考案」という良いサイクルが出来ることを期待する。

また、なるべくたくさん、様々な知識を有していた方が、斬新な宇宙開発に関するアイディアを創出しやすいと考える。 UNISECには、工学・理学・法学など、様々なバックグラウンドを持つ団体や学生が加入している。 この利点を生かし、他分野にわたる参加者を募り、ディスカッション等のイベントを開催したい。

3.学生代表をするにあたっての意気込み

上では少々真面目(?)な事を書き、堅苦しい(?)印象を与えたかもしれないのですが、「楽しく」活動することも大切にするつもりです! 私の趣味は、楽器演奏、スポーツすること・みること、(時間があるときに)漫画を読むこと、(お金があるときに)旅行すること、など。 おそらく多趣味です。 自分が楽しいと感じたことに、どんどんとハマっていくタイプだと思います。 少しでも共通点を見出してくれた方、ぜひお声掛けくださるとうれしいです。

そしてこんな私や、同じく2011年度UNISON代表の牟田さん、春木さんと一緒に活動してくれる方、大募集中です! 皆さまに、UNISECの活動、特にUNISECだからこそ出来る活動に関心をもってもらい、「自分もUNISECの活動に参加したい!」と思ってもらえるよう、努力していきたいです。


春木 美鈴

春木 美鈴 さん

横浜国立大学 航空宇宙システム研究室(上野研究室) 修士2年
(CORE)

1.学生理事を希望する理由

私が学生代表に立候補する理由は熱意を考動(考えて動く)に移したいと考えた為です。 宇宙開発は何百年と続く非常に長期的なプロジェクトです。 しかしこの長いプロジェクトの中で私達の世代が関与できるのはほんの一部です。 だからこそ、私はその短い期間(これまでの宇宙開発から次世代の宇宙開発の期間)に全力で挑戦したいと考えています。

UNISONは学生として宇宙・ものづくりを本気で考え、本気で挑戦できる場です。 そしてUNISONには宇宙・ものづくりに対し熱意を持つ学生が数多く存在します。 しかし熱意だけでは何も変わりません。 「熱意を考動にうつす」これが勝負だと感じています。 20年後私達は様々な分野で20年後の日本社会を担います。 20年後の日本社会で頑張るのではなく、20年後の日本社会の為に今努力する、UNISON一人一人が持つ宇宙への熱意をより考動にうつす事がに出来るように努力したいと考えております。

2.学生理事になって実現したいこと

「インターフェイス:相手の気持ちがわかるエンジニアを目指す」

ものづくりにおいてインターフェイスは非常に重要です。 ただすきなものをつくるという姿勢から、1つ進んで何故それが必要なのか、作ったものはどう使われるのかまで考えられる工学に取り組んでいきたいと考えています。

<具体的には何をするのか?>
○成果物のある交流会
昨年度のWSでも学生討論では交流がしたいという意見が多かったので多くの交流会を実現させたいと考えています。 しかしただ討論会の開催、ではあまり意味をなさないと考えています。 その交流会を通して何を成果物とするのか、また交流会を次にどうつなげていくのかまで考えられ交流会イベントを行っていきたいと考えています。
○新しい視点を得る。
UNISONにはロケット,衛星に問わず様々なバックグラウンドをもった団体が存在します。 UNISECは工学を専攻する学生の集まりですが、ものづくりは工学のみでなく科学、法律、医学など様々な分野が関わり成り立っています。 各UNISON同士(工学と科学・法律、衛星とロケット)、UNISONと先生方、UNISAS、UNISONと他団体などの自分の専門と違う人との交流によりUNISONに新しい視点を取り入れたいと考えています。
「UNISONの活性化」
○持続する
UNISONの活性化=新しいプロジェクトを立てることではないと考えています。 昨年度できた多くのWGの活動(缶ロケコラボ等)を継続していきます。
○ロケット
ロケット団体では昨年度安全管理WGができ、安全管理の土台が形成されました。 今年度はその安全管理を実行していきたいと考えています。 これまで能代イベントで各ロケット団体がそれぞれ打ち上げ実験を行ってきました。 今後はロケット団体がUNISONで何をしていくべきなのかを考えたいと思っています。 またロケット団体としての方向性を考える場を作りたいと考えています。
○UNISONの今後を考える。
今年度でUNISONは10年目を迎えます。 当初2大学であったUNISONは現在450人まで学生が増えました。 これだけ大きい組織UNISONでは、450人の学生がいれば何か新しい事ができる、とよく言われます。 10年目という節目に今後長期的にUNISONが何を目指していくか考えたいと思います。
「インフラの構築:UNISONをより活動しやすい環境に」

UNISONにいる学生メンバーはそれぞれやりたい事もモチベーションも違います。 これまで同じUNISON会員でも他のUNISONメンバーがどんな活動をしているのか、またUNISON自体の活動内容も見えにくい状況でした。 UNISONが学生会員にとってより活動しやすい場になるようにインフラを整えたいと考えています。

<具体的には何をするのか?>
○UNISON取り扱い説明書+UNISON見えちゃったプロジェクト
UNISONて何??UNISON代表って何しているの?という声が聞こえるようにUNISONの活動内容は見えにくい点があります。 そこで代表の活動が見えやすいまた他団体の活動が見えやすいインフラの構築をする予定です。
○総会・WSの見直し
毎年行われている総会・WSですが、多くのUNISON学生が集まる機会を利用し新たな試みに挑戦したいと考えています。
○予算管理
UNISON会員の皆さんから1人3000円を集め、UNISONの活動は成り立っています。 UNISONへの活動を通してその3000円が有意義な使い方ができるように努力したいと考えています。

3.自己アピール

「UNISONの仲間と共に挑戦したい」

UNISECは10年目を迎え、多くの先輩方、そして先生方や事務局の方の支えがあり、プロジェクトが行われてきました。 これに伴い10年間に、UNISONには450人を越える学生が日々活動を行っています。 私も学部時代から、UNISONの中で所属団体COREの仲間、またロケット開発を行う仲間をはじめ、多くのUNISONの仲間と共に学生生活を行ってきました。 その仲間と共に過ごした経験が根底にあり今の私がいます。

UNISON会員の皆さんが活動しやすい環境になるよう大阪府立大伊藤、東工大牟田とともにこの一年頑張っていきたいと思いますので宜しくお願い致します。