HomeUNISECUNISONについて2021年度 学生代表

佐藤 伸成 さん

所属:名古屋大学大学院

1.学生代表を希望する理由

私はUNISECの会員として3年間CanSat製作を行ったり,能代運営・サークル代表などを経験しました.
その過程で様々な経験や有用な知見を手に入れた一方,自身の知識や経験不足が原因で事が上手く運ばず挫折することも多々ありました.
また,後輩や他団体の活動や話の中でも,どこも自分と同じような苦労を毎年していると聞きます.
加えて,現在はコロナ禍で交流もままならない状況で,このままだと貴重な技術や知恵が失われかねません.
そういった中で,更なる発展を望むには,我々も大きく変わる必要があると思います.
そのためにも,今までの良さを踏襲しつつ,新たな風を皆様と共にUNISECに吹かせたいと思い,今回UNISON代表を希望致しました.

2.理事になって実現したいこと

(1)技術的な知識や知見の体系化
今までCanSat製作や書類審査を経て感じたのは,「製作物を正しく評価するのは非常に難しい」ということです.
例えば,近年能代の審査で導入された振動試験の評価は,宇宙への輸送を考慮すれば行うべき項目です.
しかし,当時参加者として思ったことは,「要求項目をどう評価するのか?何を見れば十分なのか?」が全く分かりませんでした.
そのため,なぁなぁで結果を出し,正しい知識を得ず試験を終えました.
そして,後に正しい知識を知り,後悔をするに至りました.
今後,我々が新しくアイデアを考え実行する上では,様々な知識を取り込むだけでなく,正しく評価し結果を上手に活用することが重要だと考えます.
幸い宇宙業界の全線で活躍する方々,活動を支援して下さる方々が身近に多くおられます.
この様な方々と協力を得ながら,自らが主導となり基盤となる知識面や実学的な部分をサポートし,皆様の製作活動を実りあるものにしていきたいと考えています.
(2)異業種との積極的な交流
宇宙業界はご存じの通り成長産業と言われていますが,それは理学・工学的な分野に限らず,1次産業から3次産業まで多種多様な分野にまで波及しています.
UNISECは宇宙大学「工学」コンソーシアムとありますが,所属する会員の皆様と今後の宇宙業界を牽引していくのであれば,工学的な観点だけでなく,他分野の発想や知識が必要だと思っています.
ミッションは決して惑星探査や技術試験ばかりではありません.
社会問題や身近な問題を解決するのも工学です.
ですので,様々な分野の方々を招聘し講演やハッカソンなどを企画運営することで,新たな発想やミッション発案のきっかけを得て頂ければと思いますし,他の分野との交流の機会を得て欲しいです.

3.自己アピール

私は,新しいことを知り,体験することが非常に好きです.
そのために,全国各地を駆け巡ることも多々あります.
その過程で,多くの方と知り合い,多くの経験を積ませて頂きました.
次は,その過程で得たことを自分から皆様に伝えていければと思います.
ですが,一方的に伝えるだけでは面白くないので,是非皆様からのフィードバックや意見も取り入れて盛り上げていこうと思います.
以上を達成するためには,私だけでは成しえないことが多くあります.
そこで,皆様のお力添えを是非とも頂戴したいです.
皆様の経験や今内に秘めている思いをぜひぶつけて頂き,全員で今までを超えて新しいものを作っていきましょう!!
そして,やるなら楽しく身になるような活動をしていきましょう!!