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2010年6月10日(木)・11日(金)と東京大学武田先端知ホールにて、「第一回超小型衛星シンポジウム」が開催されました。

上記シンポジウムは、最先端研究開発支援プログラムに採択された「日本初『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」プログラムの目的と概要を皆様に知っていただき、技術面および利用面でのご協力をお願いすることを目的として開催されました。

2日間の開催期間において両日約300名の方が来場し、全体討論をはじめとしてプロジェクトメンバーと来場者の間で活発な意見交換が行われ、非常に活気のあるシンポジウムとなりました。


 


 

[1日目]

第1部 超小型衛星プログラムキックオフ

中須賀真一教授・山口耕司様より、本年度より開始された上記の超小型衛星プログラムの目的と概要に関する発表がございました。

中須賀真一, 東京大学 
「超小型衛星による新しいパラダイムの構築」 
 
発表資料  wmv Quicktime

 

山口耕司, 次世代宇宙システム技術研究組合
「次世代宇宙システム技術研究組合のビジョン」 
 
発表資料  wmv Quicktime


 


 

第2部 各国からの状況報告

エジプト、ケニア、シンガポール、ドイツ、韓国、メキシコ、ブラジル、スペインから超小型衛星開発状況に関する講演が行われました。

Egypt

Amal Zaki, National Authority for Remote Sensing and Space Sciences アブストラクト 発表資料

Mohammed Khali Ibrahim, Cairo University
アブストラクト 発表資料



Kenya

John Mugew, Afrosoft
アブストラクト 発表資料

Singapore

Low Kay Soon, Nanyang Technological University
アブストラクト 発表資料

Germany

Marco Schimidt, Wurzburg University
アブストラクト 発表資料

Korea

Hyochoong Bang, KAIST
アブストラクト 発表資料

Mexico

Esau Vicente Vivas, Instituto de Ingenieria
アブストラクト 発表資料

Brazil

Fernando Stancato, University of Sao Paulo
アブストラクト 発表資料

Spain

Fernando Agelet, University of Vigo
アブストラクト 発表資料


 


 

第3部 利用

人工衛星の利用という観点から、超小型衛星への期待を講演して頂きました。

金子修一, 経済産業省製造産業局宇宙産業室長 
「超小型衛星への期待-宇宙システムの産業化に果たす役割」 アブストラクト 発表資料

山本雅也, ウェザーニュース
「ウェザーニュースの挑戦-超小型衛星を用いて実現したいもの」 アブストラクト 発表資料

岩崎晃, 東京大学
「リモートセンシングのための超小型衛星の挑戦」 アブストラクト 発表資料

柴崎亮介, 東京大学
「衛星画像からの農業モニタリングと食糧将来需給のモデル分析への応用」 発表資料


 


 

第4部 教育

教育という観点から、超小型衛星の重要さに関して、講演をして頂きました。

松浦重和, 文部科学省宇宙開発利用課宇宙利用推進室長
「文部科学省からみた超小型衛星への期待」 アブストラクト 発表資料

秋山演亮, 和歌山大学
「超小型衛星による人材育成プログラム」 発表資料

Werner Balogh, Office for Outer Space Affairs, Unitated Nations Office
「United Nations Basif Space Technology Initiative (UNBSTI)」 アブストラクト 発表資料

Jerry Sellers, Teaching Science & Technology Inc.
「Eyassat: a classroom nanosatellite for teaching space systems engineering」 アブストラクト 発表資料


 


 

全体討論

全体討論では、参加者の皆様を交えて、前半で「衛星開発工程の省力化・低コスト化」、公判で「衛星の新規利用者・利用法開拓」に関する議論を行いました。
前半のテーマに関しては、木村真一教授(東京理科大学)より「衛星のC&DHの標準化」に関して、白坂准教授(慶應大学)より「衛星の信頼性設計工学に関して」の講演をして頂きました。
両講演を皮切りに、参加者とプロジェクトメンバーとの間で、活発な議論が行われました。

中須賀真一, 東京大学
「全体討論のテーマ」 発表資料

木村真一, 東京理科大学
「Standardize Software Development Platform and Utilization of Rersources」 発表資料

白坂成功, 慶應大学
「ほどよし信頼性工学に関して」 発表資料


[懇親会]

シンポジウム1日目にあわせて、立食パーティーも開催されました。こちらも大変盛況で、プロジェクトメンバーと参加者の間で盛んな意見交換が行われました。



[二日目]

第5部 ミッションアイデアコンテスト-持続可能なコンステレーションのために

世界中に向けて開催されるミッションアイデアコンテストの概要、および世界で取り組まれているコンステレーションミッションの状況に関する報告が行われました。

川島レイ, アクセルスペース
「超小型衛星群によるミッションアイディアコンテスト開催について」 アブストラクト 発表資料

Martin Sweeting, SSTL
「Microsatellites - moving from research to meeting real operation missions and constellations」 発表資料

Rainer Sandau, DLR
「Distributed space systems - constellations or formations?」 アブストラクト 発表資料

Herman Steyn, Stellenbosch University
「An overview of small sastellite activities in South Africa」 アブストラクト 発表資料

Jerry Sellers, Teaching Science & Technology Inc.
「Rules and Judging Criteria of the contest」 発表資料

山口薫, 同志社大学大学院ビジネス研究科日本未来研究センター
「System Dynamics - A tool for Sustainable Project」 発表資料



閉会の挨拶

中須賀先生より閉会の言葉を頂いて、第1回超小型衛星シンポジウムは無事に幕を閉じました。

 

 

 



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