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2005年度活動報告

東京大学中須賀研究室

 我々東京大学中須賀研究室では,本年度も積極的,実践的な宇宙工学活動を多く行ってきた.それぞれのプロジェクトが正念場を迎える中,互いに協力しあい多くの困難を乗り越えて,半年という短期間に2回ものフライトオペレーションを成し遂げた.
  ARLISS2005には今年は4チームが参加し,コンペティションでそれぞれの技術を競い合った.CubeSatプロジェクトは2003年打ち上げのXI-IVに引き続き,その姉妹機であるXI-Vが10/27に打ち上げられた.同日の夜の日本上空のパスで無事生存を確認し,成功を皆で喜び合った.その後もXI-Vは順調に活動中で,そのメインミッションであるCIGS太陽電池履歴データも順調に取得出来ている.一方でCubeSatの次世代となる衛星PRISMの開発もEM段階に入り,ハードウェア上の調整が進められている.PRISMは2007年のLaunch Readyを目指して鋭意開発中である.
そのほか,数年前から携わってきたS-310-36号機による軌道上網展開実験のフライトオペが,2006年1月22日鹿児島県内之浦町にて行われた.実験は成功し,網が無事展開すると同時にその様子を捉えた動画を取得することに成功,また非常に興味深いテレメトリーデータを取得することにも成功した.現在データの解析作業中であり,詳細な報告はISAS/JAXAの実験報告書にて行う予定である.
  国立天文台などと共同開発体制で進めている超小型人工衛星による位置天文観測ミッション「Nano-Jasmine」プロジェクトでは,衛星シュミレータの開発等を進めることにより,詳細な設計要求の把握と超高精度姿勢制御手法の開発へと展開していく予定である.
  最後にUNISONプロジェクトの一環である地上局ネットワークの一員としても,大きな役割を果たし続けている.特に近年はGSNの国際化を進める動きが盛んであり,CalPolyやS.C.U.,Hawaii大などと協力してGSNの維持発展に尽力してきた.
以上,例年通りプロジェクト盛りだくさんで大忙しであるが,これからも挑戦的な姿勢を失わずUNISECの中で中心的役割を果たして行きたいと考えている.

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日本大学

本年度,日本大学理工学部航空宇宙構造工学研究室では人工衛星の開発に関して,次の2つの活動を行った.
@SEEDSプロジェクト
日本大学では2001年より,学生の教育を目的として,CubeSatの開発を進めてきた.我々はその衛星をSEEDS(Space Engineering EDcation Satellite)と名付け,フライトモデルまでの開発を終了させている.現在,SEEDSはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からの打ち上げに向け,California Polytechnic State University(以下CalPoly)のクリーンルームに保管されている.以下にSEEDSプロジェクトに関する本年度の活動を述べる.
・CalPolyにおけるSEEDS受け入れ試験,動作試験,充電(4月),充電(9月)
・発表,広報活動(日本機会学会年次大会,IAC2005,ハムフェア,宇宙開発フォーラム等)
・地上局整備,GSN(Ground Station Network) の構築
ASPROUTプロジェクト
日本大学では,SEEDSプロジェクトに続く衛星開発プロジェクトの第二弾として,SPROUT(Space Research On Unique Technology)プロジェクトを立ち上げた.バス部にはSEEDSで培った技術を基に,インフレータブル・マストの進展や,アマチュア無線家の方々を対象とした無線通信サービスなどのミッション部を付加する予定である.その目的は学生の教育と,宇宙空間における研究・技術開発活動である.現在はBBMの開発を進めている.

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東京工業大学松永研究室

Cute-1.7+APDは東京工業大学松永研究室にとって2 番目の人工衛星である.2006年2月の打ち上げを目指し,本学理学部河合研究室と共同開発を行っている.開発目的は,1.超小型衛星の開発を容易にする設計手法の提案,2.衛星を利用した手軽な実験機会を研究者・学生等への提供である.前者は放射線対策を施したPDA などの民生品を衛星に搭載・動作実証し,後者は磁気トルカを搭載し,他研究室などに姿勢制御実験機会の提供にて実現する.また,荷電粒子計測理学センサーAPD(Avalanche Photo Diode)モジュールを搭載する.本論文では Cute-1.7+APDの開発現状について報告する.
東工大CubeSat“CUTE-I”を打ち上げるために,てこ形の把持爪とナイロン線を用いた分離機構を独自に開発した.Cute-1.7+APDにも同様の分離機構を使用するため,その性能評価検証を目的として2005年7月10日,JAXA/ISASM-V-6号機ロケットのサブペイロード を利用してLSSが独自開発した分離機構の軌道上での動作実証を行った.軌道上実験システムである東工大分離機構実証(Tokyo Tech Separation system Demonstration, TSD)はM-V-6 号機ロケットの第3段計器板下に搭載され,打ち上げ後主衛星Astro-EII(すざく)が分離した後キリバス共和国クリスマス島上空400kmにおいてTSDの動作実証に成功した.本論文では,LSSが提案する爪把持式の分離機構について紹介するとともに,M-V-6 ロケットのサブペイロードTSDの実験内容を解説し,軌道上実験の結果について報告する.
秋田県での能代宇宙イベントおよび,米国NEVADA州でのARLISSに参加し,OpenClassのCanSat「Tomas」を1機製作した.OBCには,Linuxを搭載し,オンボードでの複雑な演算処理を可能とした.また,市販の最新モデルのデジカメをUSB制御し,上空から700万画素の高画質写真撮影に成功した.また次期超小型衛星Cute-1.7に搭載される磁気センサーなどの機能実証も行った.近年のCanSatはComeBackが前提となりつつあるが,今回あえてComeBackしないからこそできる,将来有望なミッションに挑戦した. OpenClass「Tomas」を紹介し,NEVADAでの打ち上げ実験の結果について報告する.
また,11月12日から14日にかけて,第8回USSS(会場:ハワイ大学マノア校)に参加した.その内容を報告する.

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九州大学 宇宙機ダイナミクス研究室

 現在,九州大学ではQTEXとQTEX-PRという二つの衛星開発プロジェクトが進められている.
QTEX(Kyushu University Tether Satellite EXperiments)とは,超小型テザー衛星であり,メインミッションは,テザー伸展技術の実証である.QTEXは二つの衛星をテザーと呼ばれる細い紐で結んだ形状であり,サイズは50cm立方,重量は50kgでH-IIAのピギーバック衛星を想定している.
QTEXでは2体の衛星を開発する必要があり,開発期間を短縮するためそれぞれをほぼ同スペックの衛星とし,テザーミッション部を含んでいない片方の衛星(子機)だけを先行して開発することとなった.この衛星をQTEX-PRと名付けた.
QTEX-PRはQTEXのバス部分のみに特化して開発している. 2006年中の完成を目指し現在は各EMの試験段階である.また,これらのプロジェクトは九州圏の中小企業を中心とした組織(QPS)との共同衛星開発プロジェクトである.
また,衛星の開発技術習得のためのCANSAT活動も行っている.
QTEX-PRの詳細は以下のWebページを参照.
http://ssdl-www.aero.kyushu-u.ac.jp/qtex/

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創価大学

 創価大学黒木研究室ではARLISS2005において開発したCanSat3機と,CubeSat「Excelsior」の開発について報告する.
CanSatは本年,ARLISSにおいてCubeSatミッション実証機として,画像撮像実証衛星,通信実証及びリコンフィグレーション衛星の2機,及びCome Back Competitionに参加したローバー機の合計3機の打ち上げ実験を行った.
CubeSat「Excelsior」のミッションは@地球画像の撮像とA超小型衛星用コンピュータシステムの開発及び実証である.@は市販のオンボードCMOSカメラを用いて地球画像の撮像を行う.Aは高性能かつ高信頼性を有する超小型衛星用のコンピュータシステムを低価格,短納期で実現する手法の確立を行い,軌道実証を行う.具体的には,民生品のFPGA(Field Programmable Gate Array)を使用し,内部にソフトコアCPUを組み込む.そして,CPU内部の機能ブロック単位で冗長化を行い,常時多数決処理を行う.それにより,宇宙放射線によるソフトエラーの影響をマスクすることが可能となる.そのような新たなフォールトトレランス技術の提案と,民生部品の利用により,前述の要求を満たすことが可能となる.

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大阪府立大学

 近年,多くの大学で,学生による人工衛星や小型ロケットを題材とした宇宙工学プロジェクトが進められている.その中で,ロケット活動においては推進系に燃焼過程が伴うため,取り扱いに注意が必要である.そこで我々は,学生にも取り扱いが容易な液体窒素と水を推進剤に用いた,安全面・環境面に考慮した非燃焼エンジンを開発し,それを搭載した小型ロケットの開発を行っている.このロケットに,極低温(Cryogenics)・環境性(Ecology)・経済性(Economy)・安全性(Safety)の頭文字をとって「CEES」と名づけた.昨年度に,非燃焼型ロケットの実証機であるCEES-1を開発した.CEES-1は,直径150mm・全長2170mmで初期重量(LN2:1.5kg,H2O:1.5kg充填)は14kgである.3月20日17:30にCEES-1の打ち上げを実施した.その結果、打ち上げ後安定した飛行で高度約60mまで到達し,打ち上げに成功した.これにより,CEES Engineの小型ロケットへの有用性を示せた.その成功をもとに,本年度では,CEES-1を発展させた到達高度約150mのCEES-2の開発を行った.タンクシステムを改良することでCEES-1より軽量で信頼性が高い機体を開発することができた.CEES-2はCan-Sat打ち上げ用として開発されており,500g程度のCan-Satを搭載し,それを高度150m付近で放出する.搭載するCan-Satも,府立大学の学生が中心になって開発している.CEES-2の打ち上げを2006年3月6日に予定している.

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九州東海大学

アマチュア通信衛星の追尾観測を本格的に始めたのはJARL(社団法人日本アマチュア連盟)より1986年に打ち上げられるJAS-1の軌道予測とテレメトリーの取得を依頼されたことによります。当時東海大学では「JAS-1衛星トラッキング技術委員会」を設け、このプロジェクトを推進しました。
1986年8月13日に種子島宇宙センターよりJAS-1衛星がH-1ロケットで打ち上げられました。そのJAS-1の追尾観測によるテレメトリーの取得、分析を行いJARLの技術研究所に報告しておりました。
  1997年にJAMSAT(日本アマチュア衛星通信協会)がホームページを作るとのことでその「ニュース」(http://www.jamsat.or.jp/ml/news/)の中にJAS-2衛星のテレメトリーを1週間に3,4回取得し、「JAS-2info」に情報ボランティアとして週1回投稿し、一般の人が見れるようにして今日に至っております。
2003年よりUNISECで各大学の皆さんが活発に活躍され、どんどん新しい衛星が誕生しております。特に初期軌道におけるテレメトリー取得等に時間の許す限り協力していきたいと考えております。

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東北大学吉田研究室

本研究室では吉田和哉教授,永谷圭司助教授のもと,マニピュレータ,ローバー,衛星の3つテーマを柱に研究活動を行っています.マニピュレータでは,軌道上の宇宙ロボットや惑星を探査するロボットのダイナミクスと制御の研究を行っています.宇宙環境で動作するロボットの力学を解明し,新しい機構や制御法を開発しています.宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に進められているわが国の宇宙開発ミッションにも深くかかわっています.また大学主導型の小型衛星の開発を目指しています.現在,理学研究科とともに衛星を開発する技術の獲得のため,高層圏気球からの観測ゴのためのンドラ姿勢制御開発や,観測ロケットを用いた地球観測ミッションのためのポインティング制御装置の開発を行っています.さらに宇宙開発で培った技術を,防災ロボットなど地上で求められている技術へ応用することにも,積極的に取り組んでいます.
本稿では,現在進行中のプロジェクトである小型衛星の開発,観測ロケット搭載用観測装置のポインティング制御システムの開発についての概要と進行状況について述べる.

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北海道工業大学

北海道工業大学では、道内の大学や企業と共同で北海道衛星1号機「大樹」の開発を行っている。大樹のミッション機器であるハイパースペクトルカメラや鮮度センサは、宇宙技術のスピンオフとして販売を開始している。また、北海道工業大学の学生団体「北海道宇宙連合」により、HITSATと命名されたCubeSatを開発している。HITSATは磁気トルカによる姿勢制御を主ミッションとして、2006年秋にJAXAのM-Vロケットでの打ち上げを希望している。現在までに、HITSATのEMが完成し今後、環境試験を行う予定である。また、CAMUIハイブリッドロケットに搭載する計測機器の開発を行っている。計測機器は「Spirit」と命名され、GPSデータや気圧データ、カメラの映像を地上に伝送する。
  ロケットグループでは、CAMUIハイブリッドロケットの風洞試験を行い、CAMUIのスケールモデル落下実験を行った。
これらの各プロジェクトの結果を報告する。

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北海道大学宇宙環境システム研究室

CAMUI(Cascaded Multistage Impinging-jet,縦列多段衝突噴流)方式は燃焼ガスおよび酸化剤を固体燃料表面に衝突させて供給し,衝突噴流熱伝達により燃料後退速度を向上させるハイブリッドロケットの燃焼方式である.本研究では,燃焼室形状が相似形となる2つの地上燃焼実験用モーターを酸化剤流量密度が等しい条件で燃焼させ,寸法スケールの違いが固体燃料の燃料後退速度に及ぼす影響について考察を行った.今回用いた相似比は2.4で,モーターの推力はそれぞれ62.5 kgf級,360 kgf級,燃料ブロックの外径はそれぞれ57.5 mm,138 mmである.推進剤にはポリエチレン/LOXの組み合わせを使用した.実験ではLOX流量および燃焼時間をパラメータとし,実験後に回収された燃料ブロックの後退量を測定した.その結果,ポート内および後端面では両スケールでの平均燃料後退速度は同程度となり,前端面では360 kgf級モーターと比較して62.5 kgf級モーターの平均燃料後退速度は大きくなる結果となった.

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首都大学東京

本研究室では高度60kmへ重量6kgのペイロードの打ち上げを目標とした,液体酸素(LOX)を酸化剤とする,実用的な酸化剤旋回型ハイブリッドロケットエンジンの開発研究を行っている.この実現において中心的な技術となるLOXの気化方法として,LOX気化ノズル(高温ノズル外壁での再生冷却を利用するLOXの気化装置)を考案した.これまで,試作したLOX気化ノズルを用いた低圧・低流量条件での実験を行った結果,LOX気化ノズルに本質的な問題は無く,安全にLOXの気化が可能であることが確認された.今回はこの結果を踏まえ,新たに熱容量の低いLOX気化ノズルを設計,製作した.気化実験を行った結果LOXを安全に気化できることが分かった.また,エンジンの大型化における問題を把握し解決するため,推力1500[N]級酸化剤旋回型ハイブリッドロケットエンジンの燃焼実験を行った.安定した燃焼で,従来の小型エンジンと同じ傾向の燃料後退速度を示し,推力1500Nを達成した.酸化剤旋回流はエンジンを大型化してもエンジン性能の向上に有効であることが分かった.

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東海大学

東海大学学生ロケットプロジェクトは,宇宙科学と工学の教育を目的とし,1995年に東海大学湘南校舎に発足した.1996年から,アラスカ大学フェアバンクス校と共同で観測ロケット打ち上げ実験を進め,2000年1月と2002年3月にアラスカ州ポーカーフラット打ち上げ実験場にてロケットを打ち上げた.これらのロケットに搭載された計器は,全て正常に動作し成功を収めた.ロケットの最高高度はそれぞれ79kmと89kmであり,3機目の共同観測ロケット打ち上げ実験は2007年3月に計画されている.
他にも,本プロジェクトはエンジン,機体,搭載計器等全ての部分の自主製作を目標としたハイブリッドロケット打ち上げ実験を行っている.今までに,アラスカ州と日本国内において,合計6機のハイブリッドロケットを打ち上げた.そして,2006年3月に7号機と8号機を大学宇宙工学コンソーシアムの補助を受け,打ち上げる予定である.
  この教育プログラムでは,ロケット製作を通して学生がものづくりを体験する事により高い技術や知識を修得し,学部1年生から大学院生まで参加する打ち上げ実験を通して協調性やマネージメント力,プレゼンテーション能力を身に付ける事が出来る.

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都立航空高専

本研究は2004年度に航空高専のプロジェクトとして始まり,1辺が15センチの立方体形状の超小型衛星KKS-1(Kouku-Kousen-Satellite - 1)を設計・製作・運用することで,超小型衛星に関する基礎技術を習得し,多岐多様なミッションへと展開可能なノウハウを得るとともに,学生に実践的かつ創造的な宇宙工学教育の場を提供する教育的要素と研究的要素を兼ね合わせた研究となっている.本活動の特徴は“15歳〜20歳の高専生が衛星開発を行っている”,“マイクロスラスタという超小型推進機”を研究開発.また “宇宙工学教育プログラム”の作成も同時に行っている.1号機であるKKS-1の主要ミッションは「通信実験,地球画像の撮影,推進機による移動能力の確認」の基礎技術実証である.将来的には宇宙ロボットやリモートセンシング等への研究を見据えている.

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東京工業大学河合研究室

Cute-1.7は、2006年2月にAstro-F衛星のピギーバックとして打ち上げられた。Cute-1.7衛星は、10 x 10 x 20 cm^3のサイズをもち、重さは3.6kgである。Cute-1.7はCute-Iに続く東工大二機目の衛星で、主に東工大の学生を中心として開発された。Cute-1.7搭載の理学検出器として、河合研究室では、アバランシェフォトダイオード(APD)を地球低軌道での荷電粒子モニタとして、世界で初めて使用する。APDの起動上動作実証の成果は、次世代X線天文衛星NeXTの開発にただちにフィードバックされる予定である。

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武蔵工業大学

武蔵工業大学では現在,以下の2つのプロジェクトが進行中である.
@人工衛星搭載用内部帯電計測システムの開発
A水/液体窒素ロケットエンジンの基礎性能試験
@は平成20年度末打ち上げ予定のSmartSatIbのミッション候補として採用されたもので,宇宙機に使われている誘電体材料内部に蓄積した電荷の分布を宇宙空間において直接計測するシステムである.これにより,宇宙機が遭遇する宇宙放射線環境のモニターとして利用できるだけでなく,警報装置などへも転用が可能である.本年度はBBMとして既存の計測装置を改良し,小型軽量化に成功した.Aは液体窒素と高温に熱した水を混合させることによって生じた窒素の気化膨張圧を利用したロケットエンジンであり,その基礎性能把握を目的として推力測定試験を実施した.その結果,理論解析と比較検討可能なデータを得ることが出来た.

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宇宙開発フォーラム実行委員会

現在,宇宙開発をめぐる状況は大きく変化している.従来のように高度で信頼性のある技術が求められているのはもちろんのこと,多様な宇宙ビジネスが行われ,宇宙開発体制と国際政治秩序とのリンケージがよりいっそう強まってきている.また,それと同時に宇宙開発や宇宙利用に関する法や規制の必要性が高まってきている.こうした流れを見据えて,SDFはビジネス・政策・法律という社会科学的要素に重点をおいた独自の研究を行って新たな切り口で宇宙開発を考えるとともに,その成果を社会にアウトプットすることによって,多くの方々に幅広い視点と宇宙開発に関わっていただく契機を提供することを目指して活動している.
 具体的には,
1. ビジネス・法律・技術・政策の4つの研究会が月に一度ずつ研究会を開く研究会活動
2. 毎年夏に様々な分野から学生を集めて開催されるフォーラム活動
3. 「SDF MOOK」という資料集の発行
4. 他団体と協力して行う調査やポスター出展,イベント運営など

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学生ロケット委員会

学生ロケット委員会は元日本モデルロケット協会学生委員会のメンバー3人で構成され、CanSat放出用モデルロケットの開発を行っている小委員会である。日本大学、東海大学、早稲田大学の3校から一人ずつ参加している。米国ネバダ州ブラックロック砂漠で毎年開かれているARLISSでは、ロケットの振動による動作不良、パラフォイルの展開の失敗などの問題が起こっている。当委員会では日本国内でロケットを用いた事前打ち上げ試験をしていないことが原因の一つではないかと考えた。しかし、当時はまだCanSatを打ち上げるためのロケットは日本国内には存在していなかった為、CanSatを打ち上げるためのモデルロケットを開発するというプロジェクトを立ち上げた。この国内用CanSat放出ロケット開発プロジェクトは2002年から2004年まで2年間行われ、SCR-002ロケットという350mlサイズのCanSat300gを上空100m〜150mに打ち上げ放出することが可能なロケットを開発した。このロケットは主に日本大学 中村・宮崎研究室や早稲田大学宇宙航空研究会の製作したCanSatの打ち上げに計5回成功した非常に実績のあるロケットである。
当委員会が行ったプロジェクトには他にアメリカでのモデルロケット打ち上げ実験がある。本実験は米国ネバダ州ブラックロック砂漠で開かれたARLISS2004の開催期間中に、日本で製作した大型のモデルロケットの打ち上げを行うというものである。この実験は将来日本で高度制限等により実験不可能な手作りのロケットを用いた実験を行いたい際に、日本以外の場所で行えるかどうか確認する意味で行った。実験は主に日本で製作したロケットを安全に輸送できるか、固体ロケットモータを入手することが出来るか、輸送中に破損した場合に現地で修理が可能か、これらの点を確認した。製作し打ち上げを行ったロケットは現地で製作したものを含めて全部で3機。SCR-004号機、Duelロケット、SCR-002Bロケットの打ち上げを行い、全ての機体の打ち上げに成功した。本実験により、初めて日本のロケットがARLISSで打ち上げられ、この結果アメリカでもロケットの打ち上げが可能ということがわかった。

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東京工業大学高玉研究室

2005年度の高玉研の活動はARLISSに向けたCanSatの製作である.高玉研では昨年の経験を活かし,新たなローバーを製作した.宇宙工学技術発展へ貢献すべく来年度も活動を続ける予定である.一方,高玉研は情報系の研究室であり,そこでは学生が様々な研究に取り組んでいる.例えば,社会シミュレーションや故障診断,強化学習,最適化などが挙げられる.これらに共通して使われている道具に確率統計がある.確率統計は情報処理では欠かせない道具であり,これらを宇宙工学に普及させることは我々が貢献できることの1つかもしれない.

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東京電機大学

東京電機大学のprojectFというサークルでは,比較的安価な衛星を作成し運用することを目標としている.衛星を管理・利用するために,安定した無線通信を行う必要がある.その初期段階としてprojectFでは研究開発目的で打ち上げられたCubeSatのデータを取り込むシステムの構築を行った.構築した基地局システムは一般的なものであり,方位角ローテータと仰角ローテータを使用し,自動でアンテナを衛星に向くように設計した.今回検証実験に使用したアンテナは,垂直偏波のアマチュア無線用のアンテナである.ローテータの制御には,衛星の軌道をパソコン上で計算し,PICNICを介して行った.衛星から受信した電波は,受信機によって音声信号に変換し,その音声信号をパソコン上でデータに変換した.構築したシステムで,実際にCubeSatのFM電波を受信し,音声データに変換する事ができた.またそのデータをパソコン上で,ステータスデータに変換し確認する事ができた.現在,衛星通信用のショートバックファイアアンテナにアンテナを切り替え,システムを再検討中である.

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香川大学

宇宙開発の進歩に伴い,軌道上サービスが重要となってきている.軌道上におけるテザーを利用した宇宙機器の移動は,小型化・燃料節約・宇宙機の汚染回避など,また緊急時の待避・回収において有効である.テザー宇宙ロボットは大型母船から伸展されるテザー先端に小型ロボットを取り付けたシステムである.このシステムは,テザー張力を利用したロボット動作による姿勢制御が可能である.
テザー宇宙ロボットのような独創的かつ新規的なシステムの宇宙実証は,信頼性・安全性の面から従来の宇宙開発では困難である.このような理由から,短期開発(二〜三年)・低コスト(数百万円)の優位点を持つ超小型衛星は,テザー宇宙ロボットのような新規技術の宇宙実証実験として最適なものである.現状の宇宙開発において,テザー宇宙ロボットがもっとも効果的に利用される軌道上サービスは宇宙デブリ(ごみ)処理であり,これは緊急課題として位置付けられているため,短期間で開発していくことも重要である.
このような理由から,「テザー宇宙ロボット」の宇宙技術実証を目的とした超小型衛星プロジェクトを計画している.開発する超小型衛星は,15cm立方程度・2.5kg程度の二機の衛星,親機・子機から構成される.本報告では,本年度までにまとまった超小型衛星の概要について紹介させて頂く.

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関西スペースエクスプローラーズ

文系・理系を問わず学部1回生から院生まで,大学・年齢・専門分野の枠を超えて宇宙好きの学生が集まり,一般の人に宇宙を身近に感じてもらうことを目標に宇宙に関する様々な活動を行っている.
対内的には,毎月1回の会合では宇宙について語り合う場の提供,宇宙関連イベントの情報交換などを行い,対外的には,宇宙広報活動の一環として毎月1回子供達を相手にした宇宙授業を開催している.
その他の活動としては,関西各地での水ロケット・熱気球製作教室の開催,Yuri’s Nightなどの宇宙関連イベントの企画・運営,ロケット・模擬衛星の製作,天体観測などKSEメンバーだけでなく,一般の方にも宇宙に興味を持ってもらえるような活動を行っている.

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鹿児島大学

大気水蒸気観測のための衛星開発プロジェクト、CanSatプロジェクト、大気水蒸気観測プロジェクトの3つを進めています。衛星開発プロジェクトは、地域の企業の方に参加していただき、研究部会形式で進めています。発足してまだ半年あまりですので、本格的な設計・開発はこれからです。CanSatプロジェクトは、人工衛星に関してはほとんど知識をもっていない理学部の学生に、人工衛星の開発に少しでも馴染んでもらおうと考えて行っているものでCanSatのキットを購入し、その製作を行っています。まだ、コンペに参加できる段階ではないのですが、将来は参加できるよう検討を重ねています。大気水蒸気観測プロジェクトは、私たちの研究室で10年ほど継続して進めている研究テーマで、衛星から送出される電波を電波干渉計で受信する方法を用いて、大気水蒸気のダイナミクスを解明しようというものです。衛星開発プロジェクトもこの観測に利用することを一つの目的としています。

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北海道大学混沌系研究室

混沌系工学研究室宇宙機ダイナミクスは,北海道工業大学と共同で,北海道衛星開発プロジェクトに参画している.我がグループの担当部署は,姿勢制御系である.本年度は,2006年度秋の打ち上げを目標とする超小型衛星HIT-SATの姿勢制御系開発を行った.HIT-SATにおける姿勢制御系の機能は,北海道衛星の初期姿勢捕捉の部分のみである.初期姿勢捕捉は,衛星のロケット分離後,衛星をピッチ軸周りにスピンさせ,最終的にスピン軸を太陽方向へ10度以内の精度で向けることを目的とする.現在までに,センサ・アクチュエータ機器を含めたBBMによって,磁気トルカのPWMによる駆動,磁気センサ,太陽センサ,ジャイロからのデータ取得,データ処理系との通信が確かめられている.(磁気トルカ・磁気センサは北海道工業大学担当)
また,リモートセンシング分野において今後の活用が期待されているハイパースペクトルカメラ(北海道工業大学の佐鳥研開発のものを使用)について,高速・高精度画像分類手法の研究を行った.高次元データを分類に必須なより低次元な部分空間へ射影する事で,精度を低下させることなく,速度の改善が期待される.精度評価及びバンド間相関値を用いて低次元化及びSVMによる分類を行った結果,計算速度において10倍以上の高速化が実現された.

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秋田大学

秋田大学全体活動
秋田大学は自分達で製作した人工衛星の打ち上げを目指し秋田大学缶サットチームを2005年4月に立ち上げ活動を開始した.参加メンバーの全員が電子回路やプログラミングの知識等全く内状態から活動し能代宇宙イベントへ参加した.その後カンサット製作を中心するカンサットプロジェクトとローバー製作を中心とするローバープロジェクトを立ち上げ,カンサットプロジェクトは福岡IAC記念カムバックコンペにも出場した.2006年2月には2005年8月に立ち上げられたハイブリットロケットプロジェクトと組織統合を行い,秋田大学学生宇宙プロジェクトとしてこれからは,広報・衛星・ロケットにて活動をして行く.
カンサットプロジェクト活動
Seva1プロジェクト
能代コンペに参加したSeva1プロジェクトはカンサットチームとしても最初のカンサット製作であり,電子回路やプログラミングの知識を持った者が全くいない状態から活動をスタートした.ちなみにSevaと言うのは秋田の方言「せば」から取ったもので,意味は「とりあえず」や「また」など幅広い意味を持っている.この名前を採用した理由は全く技術のない状態の中で,「とりあえずやってみよう!」と言う気持ちを持てた事により様々な問題を解決してきため秋田県で最も使われており,生きた方言である「せば」を初代カンサットの名前とした.
Seva2プロジェクト
福岡コンペに参加したSeva2プロジェクトはSeva1プロジェクトの後継機として開発された.ミッションサクセスとして,確実な動作を目指し,新たな機能はロムを搭載するだけとした.しかし,GPSの信号が受信が出来ないやロムに書き込む方法が確立しなかったため,福岡コンペではGPSとロムの搭載を見送った.そのため福岡コンペではパラフォイルの飛行特性と,無線システムの実証を目指したが電源系のトラブルにより動作しなかった.
ローバープロジェクト活動
私たちローバープロジェクトは現在班員8名で活動中.プロジェクトマネージメントに沿ったプロジェクトの進め方を習得中である.発足は現カンサットチーム,チームリーダーの大竹隆文さんの提案で始まった.ローバーは実際に地面を走るものを作るのでその動きがわかりやすいことや,インパクトがあることが面白さにつながると考える.しかしローバーは地面にパラシュートで着地してから走行し始めるため,構造設計や,モーターの選別はフライバック形式のものより難しくなってくると考えられる.
1月にはいってからは雪上を走行する雪上車の製作や,実際に構造製作のためにラジコンを作ろうと考えている.

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九州工業大学米本研究室

九州工業大学では完全再使用型宇宙輸送システムの研究開発をテーマに、モデルロケットに用いられている固体モータを推力として使用する有翼式再使用型観測ロケットの設計・製作及び飛行実験を計画している.
今年度は有翼式再使用型観測ロケットの小型実験機を開発に向けて、多数の予備ロケット実験を行うことで、機体の構造や回収システムの技術的な適合性を確認してきた。回収用のメインパラシュートを機体の胴体横より放出展開し、機体を地面と水平にして回収する新回収方式を確立した。また、H8マイコンを利用した搭載の誘導制御システムも設計製作し、GPSデータの受信と外部メモリへの書き込み等の地上試験を行うことができるようになった。引き続き残りの搭載機器の動作確認を地上で行った後、予備ロケット実験機に機器を搭載した飛行実験により飛行性能を確認した後に有翼式再使用型観測ロケットの小型実験機の開発に移行する予定である.

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東京大学岩崎研究室

地球観測や測位など、宇宙環境利用を目的とする研究室である。リソースが揃っておらず、現在のところ、研究活動はソフトウェア中心になっている。主なプロジェクトは、(1)地球観測センサASTER、(2)準天頂衛星、になる。ASTERに関してはようやくセンサ特性の解析が終了し、さらにデータを高度化する研究に着手した。そんな中で発生したパキスタン地震に際しては、2kmもの地滑りや9mにも達する地面変位が発生していることを明らかにした。また、ASTERで開発したゴースト除去ツールを発展させて、SELENEカメラデータの処理に組み込む作業を実施した。さらに、産業技術総合研究所で開発している擬似時計アルゴリズムの改良作業を行なった。今後、これらの経験に基づいた基礎的もの作りに取り組みたいところである。

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都立工業高専

東京都立工業高等専門学校山口研究室は卒業研究の一環として能代宇宙イベントに参加し、複数のセンサと搭載した「CANSAT」を作成し、「comebackコンペ」に参加しました。
今年度の活動内容は以下の通りです。
7月:UNISECに会員登録
8月:能代宇宙イベントの「comebackコンペ」に参加
12月:「CanSat comebackコンペ」の報告書を提出
能代宇宙イベントの結果は第2章「CanSat」活動報告にて報告済みです。2.9.1をご参照ください。
実験の結果として装置構造や搭載する機器の見直しなどが挙げられているので、今後はそれらに手を加えていき、より高精度な制御が実現できるようにしていきたいと思っております。

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山口大学

本研究室では,学生は研究分野において誰にも負けないエキスパートになることを目指し日々研究に励んでいる.現在,学生が行っている研究を大きく分けると,宇宙工学分野,航空工学分野,流体力学分野,燃焼工学分野となる.宇宙工学分野では,通信,テザー,フォーメーションフライトの研究を行っている.流体力学分野では,プラズマシンセティックジェットアクチュエータ(PSJA)の開発を行っている.航空工学分野では自律航空機の開発,燃焼工学分野では,スピーカー型シンセティックジェット(SSJA)の開発および浮き上がり火炎の制御を行っている.また,音声認識や画像認識においても研究を行い,幅広い分野で活躍している.

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兵庫県立大学

近年、学生を中心に小型人工衛星や小型ロケットを題材とした宇宙工学プロジェクトが活発化してきており、本大学においても本年度より小型ロケットエンジンの開発を始めた。我々が開発するエンジンは、安全で、環境に配慮した、安価な非燃焼システムとなっている。エンジンは液体窒素と高温高圧の水を利用したコールドガスエンジンで、大阪府立大学のグループがCEES Engine (Cryogenic、 Ecology、 Economy、 Safety)として打ち上げに成功している。我々は、CEES Engineの信頼性向上と高性能化を試みることにした。今年度は、バルブレス機構を用いたエンジンを考案し、基礎実験装置の製作を行い、水を用いた作動試験においてシステムが正常に作動することを確認した。

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安田女子大学

私たち、安田女子大学CSS(Cube Sat Show)製作プロジェクトメンバーは、東京大学などの学生達が手作りの超小型衛星を世界で初めて打ち上げたことを知り、この偉業をもっと多くの人に知ってもらいたいと考えました。
そこで、私たちは人工衛星を製作する技術は持っていませんが、3次元コンピュータブラフィックスを使い、DVDでCube Satを紹介するプロジェクトを立ち上げました。CGに関する知識のないゼロからのスタートでしたが、東京大学の学生の皆さんはじめたくさんの方々の協力を得てこのDVDを完成させることができました。

完成したDVDはこれから各高校と企業に配る予定です。多くの皆さんにCube Satの素晴らしさを知ってもらうと同時に、宇宙に夢を持ってほしいと思います。

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東北大学地球物理研究室

東北大学地球物理研究室の活動報告として,1)雷・sprite及び地球ガンマ線観測衛星搭載機器の開発状況,2)金星探査衛星搭載雷・大気光撮像カメラの開発状況3)れいめい(INDEX)衛星搭載オーロラ撮像カメラの初期結果について述べる.
1)雷・sprite及びガンマ線観測衛星は主に東北大学内のグループによって開発が行われている小型衛星であり,当研究室は主に搭載する観測カメラの開発を担当している.この衛星にはCCD,CMOSカメラが搭載され,雷や高層大気放電発光現象であるspriteのnadir観測を行い,それらの水平構造や水平分布を解明する.さらに高エネルギー粒子計も搭載し,雷放電とそれに誘起されたガンマ線の同時観測を行う.2005年度は観測カメラの仕様を決定し,さらにCMOSカメラBBMの製作を完了した.
2)金星気象衛星(VCO: Venus Climate Orbiter)に搭載する雷・大気光カメラ(LAC: Lightning and Airglow Camera)の設計・開発を行っている.2005年度は光学センサであるAPDの新規開発,光学系の設計変更,電気系BBMの製作,撮像シーケンスとそのときに得られるデータ量を算出した.
3)れいめい(INDEX)衛星は,2005年8月24日に打ち上げられ,現在オーロラ観測を実施中である.この衛星は,ISAS初のピギーバック衛星としてだけではなく,工学技術の軌道上実証,オーロラ科学観測,そして若手研究者・技術者や学生の育成を目的としたインハウス開発と,意義深い開発プロジェクトである.観測機器としてオーロラ粒子観測器と多波長オーロラ観測カメラが搭載されているが,我々は主に後者の開発を担当した.

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九州工業大学趙研究室

九州工業大学趙研究室では,宇宙プラズマ環境における衛星表面帯電を模擬し,宇宙機器の帯電・放電への耐性を検証する世界有数の地上試験装置を有しており, 1999年より国産衛星に搭載される太陽電池アレイ及びその他の部材についての帯電・放電試験を行ってきました.人工衛星,惑星探査機,宇宙ステーションといった宇宙システムには,宇宙プラズマ,超高速微粒子,放射線,紫外線,原子状酸素,真空,熱サイクルといった地上用システムでは想定しない極限環境への耐性が求められます.また,機器が故障したとしても気軽に修理を行うことができないため,打上げ前には徹底した検証が求められます.宇宙環境に耐えるモノ作り技術は,宇宙という最後のフロンティアを開拓するために必須の技術なのです.
本研究室の目的は,高速大容量通信,高精度測地,リモートセンシング,物質創成,観光,探検,エネルギー発生といった次世代の大規模宇宙利用を達成するために必要な耐宇宙環境技術の研究開発を行うことです.そして,それらの活動を通じて宇宙活動の発展に寄与し,人類社会に貢献することをミッション(基本理念)としています.

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